投稿日:2025.11.28
矯正しても話しやすく!発音対策・トレーニングのまとめ
みなさん、こんにちは。
博多矯正歯科KITTE博多院です。
歯列矯正を始めると口の中に装置が入るので、今までの感覚ではなく、異物感が大きくて慣れるまで時間がかかると思います。
また、慣れるまでは普段通り話すことは難しく、普段の会話や仕事上でも支障が出やすいです。
矯正治療を開始してすぐは痛みや装置への違和感、食べられない、話しにくいなどのストレスがありますが、少しでもストレスを軽減するために、違和感のない会話ができるように対策をしましょう。
目次
矯正と発音の関係

矯正中は装置が舌と唇に当たることで可動域を制限してしまうため、発音に影響が出てしまいます。
しかしほとんどの場合は慣れると改善し、むしろ治療後は発音が良くなることがあります。
歯並びは発音する際の舌や唇の位置、そして口の中から空気がどう流れるかに大きく影響します。
歯並びが悪いと特定の音が発音しにくくなることや、舌が適切な位置に動かせなくて発音が不明瞭になることがあります。
特に受け口や出っ歯、開咬などは舌が上手く当たらないことがあるので、歯並びが改善すると舌の動きがスムーズになり、口の中からの空気が漏れることが減るため発音の改善に期待できます。
また、歯並びが整うことで口周りの筋肉のバランスが改善され、より自然で滑らかな発音に繋がることがあります。
発音しづらい音と原因
矯正治療によって発音に影響しやすい音、「サ行」「タ行」「ラ行」さらに英語の「th」などの舌を使う音が発音しにくくなったり、息が抜けやすくなります。
発音するためには舌先を歯の内側に当てたり、弾いたりすることで音が出ますが、歯の裏側に装置があると今まで通り、舌を当てる自然な動きが妨げられます。
さらに唇を丸めたり横に広げたりすることも唇の動きに関わるため、発音に影響します。
この影響は一時的なことが多く、装着後の数日~数週間で慣れて改善することが多いです。
装置別の影響度
装置の位置や種類によってその程度は異なりますが、多くの方は装着後数日から数週間で新しい口腔内の環境に慣れ、違和感や発音の問題は次第に解消されていきます。
装置の種類別に違いを説明してきます。
1)表側矯正

歯の表側に装置があるので、主に唇に当たります。
唇の閉じにくさはありますが、舌の動きへの制限は比較的少ないでしょう。
2)裏側矯正(舌側矯正)

装置が歯の裏側にあるので舌の動きが制限されます。
発音がしにくく、舌に引っかかって傷や口内炎になることもよくあります。
3)マウスピース型矯正

マウスピースは歯の全体を覆うので初めは違和感が大きく、舌や唇の動きに干渉するため、滑舌が悪くなります。
また、装着初期は異物感や刺激により唾液の量が多くなりやすいので、話しづらく感じすこともあります。
ワイヤー矯正に比べると装置自体は薄く取り外しができるので、慣れることが早い傾向にあります。
話す仕事をしている方が気をつけるべきポイント
接客業や営業など、人前で話す機会やコミュニケーションが多い職業の方は、歯列矯正をすると支障をきたす可能性があります。
そのため滑舌の悪さを軽減し、スムーズに会話するための対策をする必要があります。
リハーサル法
発音と発声には以下のことに気を付けてトレーニングしましょう。
1.母音を意識して発声する
すべての母音(あいうえお)を意識して口をしっかり動かし、丁寧に発声することが重要です。
2.舌の筋肉を鍛える
装置により舌の動きが制限されるので、舌を前後左右に伸ばしたり回して舌の柔軟性を高めましょう。
3.単語や文章の音読
影響を受けやすい「サ行」「タ行」「ラ行」を含む単語や、本や歌詞などを繰り返し音読します。毎日短時間の練習でも効果が出ます。
4.自分の声を録音して聞く
自分の声を客観的に聞くことで、どの音が聞き取りづらいか確認することができます。
会話練習
会話には以下のポイントにも意識することが重要です。
1.ゆっくり、はっきりと話す
慣れない間は聞き取りやすさを意識して、ゆっくりはっきり話すことが大切です。
2.リラックスする
緊張すると口周りが強張って話づらくなるので、力を抜いて楽しんで会話しましょう。
3.こまめに水分補給をする
口腔内が乾燥すると滑舌が悪くなりやすいので、こまめな水分補給を心がけましょう。
4.周囲に事情を説明する
信頼している人や周囲に矯正治療中であることを伝え、聞き取りづらいことがあるかもしれないと理解を求めておくこと、少し楽に話すことができるでしょう。
これらの対策を継続をすることで、仕事への影響を最小限に抑えながら矯正治療を進めることができます。
装置に慣れるトレーニング
装置に慣れるためには、舌や口周りの筋肉を鍛えるトレーニングや発声練習などが効果的です。
自宅で簡単にできるので、無理せず自分のペースで続けてみましょう。
あいうべ体操

口周りと舌の筋肉を鍛えるトレーニングです。
- 口を大きく開けて「あ」
- 口を大きく横に広げて「い」
- 口を大きく前に突き出して「う」
- 舌を上に突き出して「べ」
声を出さなくても口の動きの練習なので、マスクの下で練習することも可能です。
パタカラ体操

口周りの筋肉を整え、唇や舌の動作を円滑にします。
- 「パ」「タ」「カ」「ラ」を1音ずつ発音
- 「パパパ」「タタタ」「カカカ」「ラララ」「パタカラパタカラ」と連続で発音
繰り返し練習します。
舌ストレッチ

滑舌改善のために、舌の柔軟性を向上させるストレッチです。
- 顎を少し上げ、舌をできるだけ突き出します。
- 数秒間舌を突き出した状態を保ち、元の状態に戻します。
- この動きを繰り返します。
早口言葉
装置に慣れるために初めはゆっくりと丁寧に発音練習を行いますが、徐々にスピードを上げていくことも大切です。
早口言葉は意識的に口を動かすので、少しずつスピードアップしながら練習を続けていきましょう。
医院でできる調整・サポート
装置を着け始めは痛みや違和感が強いので、トレーニングなど無理はせず、まずは新しい環境に慣らしていきましょう。
しかし痛みがなかなか引かない場合や発音に不安がある場合、博多矯正歯科KITTE博多院では以下のサポートがあります。
1)装置位置の微調整
装置が頬や舌に当たって口内炎ができたり、過度な力が加わり痛みが強く生じる場合、装置の形や当たり具合を調整して違和感を減らします。
または、痛む原因の部分を保護する矯正用ワックスを提供することもできます。
痛みや違和感が続く場合、自己判断せずに歯科医院へ相談して下さい。
2)滑舌改善アドバイス
装置の種類や個人の口の状態に応じた、具体的な発音のコツや練習方法についてアドバイスができます。
当院は矯正治療を快適に成功させるために、全力でサポートさせてもらうので、気になることがあれば我慢せず連絡
まとめ
矯正治療中は装置の影響でスムーズに発音がしにくくなり、滑舌も悪くなりやすいです。
慣れると改善する方がほとんどですが、慣れるまでの数週間は仕事や友達との会話などに支障が出る可能性があります。
矯正中でも自信を持って話せるためには、発音練習や舌や口周りのトレーニングが重要です。
毎日短時間でも練習することで、早く装置に慣れることができるので、「普段通り」を手に入れたい方は対策をしっかり行いましょう。
しかし痛みや違和感が続いているのに練習やトレーニングをすると、症状の悪化に繋がるので、無理せず自分のペースで続けることが最も重要です。
歯並びや気になることがあれば、お気軽に博多矯正歯科KITTE博多院にお問合せください。
博多矯正歯科ってどんなところ?

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また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。
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