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ブログ

投稿日:2023.2.28

裏側矯正で使用する「セットアップモデル」ってなに?必要な理由と作成するメリット

こんにちは。博多矯正歯科 KITTE 博多院です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

裏側矯正は、歯の内側に矯正装置を装着する方法で、外からはほとんど見えない「目立たない矯正治療」として人気があります。裏側矯正は、精密な治療計画と高度な技術が必要とされるため、「セットアップモデル」と呼ばれる歯の模型を作製します。はじめて聞いた方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、裏側矯正に必要なセットアップモデルについてお話しします。

裏側矯正に必要不可欠なセットアップモデルとは?

裏側矯正 セットアップモデル

セットアップモデルとは、患者さんの現在の歯並びを正確に再現した模型のことです。治療前に患者さんの口腔内を精密に検査し、そのデータをもとに作成します。セットアップモデルを使用することで、矯正治療前にどの部位の歯を抜くか、歯がどのように移動するかを予測し、治療計画を立てることができます。

 

また、歯の形に合ったブラケットとワイヤーを作成することも可能です。
表側矯正でもブラケット作成用にセットアップモデルを用いることもありますが、使用せずに治療を行うことがほとんどです。しかし、裏側矯正治療においてはセットアップモデルが不可欠になります。

なぜ裏側矯正はセットアップモデルが必要なの?

歯の表側と裏側では形が異なります。歯の表側は滑らかであるため、既製品のブラケットを使用することが可能です。
しかし、歯の裏側は表側と異なり凹凸が複雑な形になっています。そのため、既製品の矯正装置を用いても歯の形にフィットしない可能性があり、正確に装着できないのです。表側矯正と同じように装着すると、矯正力が歯に伝わらなくなったり、矯正期間が延びたりすることがあります。

 

そこで、裏側矯正では歯の形に合わせたブラケットとワイヤーを作成し、正確な位置に装着する必要があります。そのために用いられるのがセットアップモデルです。
セットアップモデルを使用することで、一人ひとりの歯の形に合わせた精密な装置の作成と配置が可能となり、より効果的な矯正治療を目指せるのです。

セットアップモデルを作るまでの流れ

セットアップモデルは歯型取りやレントゲン、お口の中をスキャンしたデータなどをもとに作成されます。精密検査をすることで、どのような流れで治療をするかの方針を立てることができます。

ここでどのようなことをするのか少し詳しくお話しさせていただきます。

1.カウンセリング

カウンセリングでは、患者さんの具体的なお口の悩みを詳しくヒアリングし、矯正治療に対する不安や疑問点などを解消する場です。
当院では、患者さまのお口の中のお悩みを詳しくお伺いいたします。また、希望する矯正装置の種類や治療方法についても話し合います。患者さんの要望と実際の治療の可能性を照らし合わせ、適切な方向性を模索します。

 

この時点で矯正治療に対する不安や疑問を解消しておくことが大切です。治療に関して不安なことや心配なこと、気になることなども何でもご相談ください。

2.精密検査

精密検査は、一人ひとりに合った矯正治療計画を立てるために必要です。主に以下の4つの検査が行われます。

CTスキャン

CTスキャンは噛み合わせの状態に加えて、顎の骨の構造、歯の位置など、3次元的な画像を収集することができます。

パノラマレントゲン

レントゲン

パノラマレントゲンは、口腔全体の概観を一枚のレントゲン画像で捉えることができる検査です。この画像から、全ての歯、顎の骨、顎関節の状態を一望でき、矯正治療における全体的な状況を把握できます。

歯の型取り

歯の型取りは、患者さんの現在の歯並びや噛み合わせを物理的な模型で再現するために行われます。この模型を使用して、治療計画を立てる際の参考にするほか、セットアップモデルの作成にも利用されます。

口腔内スキャン

スキャン 矯正 博多矯正歯科

先進的な機械を用いた口腔内スキャンにより、高精度のデジタルデータを取得します。このデータから歯の形状や配置を詳細に把握できます。緻密な治療計画を立案するためにも、デジタル技術を活用することは必要不可欠です。

 

当院のCTスキャンやレントゲン撮影は、妊娠中の方でも安全に受けられるよう、放射線量の少ない機器を使用しています。また、放射線から体を保護するための防護用エプロンも着用していただくので、検査に対する不安を軽減できるでしょう。

3.セットアップモデルの作成

検査で収集したデータをもとに、患者さんの現在の歯並びや噛み合わせを正確に再現したセットアップモデルを作成します。その治療計画にもとづいてどのように歯を動かすのか、歯を抜いて治療する場合、どれくらい歯を移動できるのかなどを確認します。

 

当院では、抜歯が必要な場合と不要な場合、さらに抜歯部位を変えた場合の3種類のシミュレーションを作成します。これにより、それぞれの治療方針を視覚的に確認することができます。

 

歯を抜くことに抵抗が大きい方もたくさんいらっしゃると思いますが、歯列の状態、骨の形状によっては非抜歯でも矯正可能なケースがございますので、無料カウンセリングの際にぜひ、ご相談ください。

セットアップモデルを作成するメリットは?

ここまで、セットアップモデルの必要性と作成までの流れを紹介しました。セットアップモデルを用いることで、矯正治療の選択肢の幅を広げ、精度の高い治療計画を立てられます。ここでは、セットアップモデルを作成することによって患者さん側が得られるメリットについて紹介します。

治療結果を可視化できる

セットアップモデルを用いることで、開始前に歯並びや噛み合わせがどのようになるのかを確認できます。治療への理解と安心感が深まるでしょう。

自分に合った治療方針を選べる

抜歯の有無や異なる抜歯部位の治療方針を比較検討できます。これにより、自分に合った治療方針を選ぶことが可能です。

抜歯への理解が深まる

矯正治療では歯を並べるスペースが不足している場合、抜歯が必要になることがあります。そのため、抜歯が必要と診断されると、不安に感じる方も多いです。
セットアップモデルを作成することで抜歯が必要な場合でも、その理由や影響を具体的に理解できるため、治療に対する不安を軽減できます。

治療のモチベーション向上

治療のゴールを事前に知ることができるため、治療へのモチベーションが高まります。特に矯正治療は長期間にわたるため、途中で困難な状況に直面することも珍しくありません。このような状況でも、明確なゴールがあることで前向きに治療を続けられます。

まとめ

裏側矯正は、歯の内側に装置を装着することで、外からはほとんど目立たないという大きなメリットがある矯正方法です。しかし、裏側矯正はオーダーメイドの装置と高度な技術を要求されるため、「セットアップモデル」が必要不可欠となります。
セットアップモデルを作成することで、治療前に歯がどのように移動するかを予測し、精密な治療計画を立てることが可能になります。

 

当院の裏側矯正はセットアップモデルを作成し、シュミレーションでどの治療方針が適切かを実際に目で見て判断することが可能です。
今回はセットアップモデルについてお話ししました。裏側矯正について少し深く知って頂けたら嬉しいです!無料カウンセリングを行っておりますので、裏側矯正に興味がある方はお気軽にご相談ください。

患者様の満足度調査を実施しております。

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