投稿日:2025.2.5
歯並びが悪いと虫歯になりやすい?
虫歯は歯を失う原因第2位で、小さなお子様からシニアの方まで誰でも発症する可能性があります。
虫歯の原因は3つの要因が考えられますが、お口の中の環境も大きく関係してきます。
歯並びの悪さは、審美的な見た目が気になりがちですが、機能的な面でもデメリットが多くあります。
そこで今回は、歯並びの悪さと虫歯の関係についてご紹介させていただきます。
目次
虫歯の原因と進行について

虫歯には、「細菌(ミュータンス菌)」と「歯の質」と「糖質」の3つの要因が関係しています。
この3つの要素に時間の経過が加わった時、虫歯が発生します。
・細菌
虫歯菌は、歯垢になって歯の表面に付着します。
そして、糖質から酸を作りだして歯の成分であるカルシウムやリンを溶かしてしまいます。
唾液には、歯を修復する再石灰化の働きがあるため修復しますが、糖質がお口の中に頻繁にある状態だと、その修復が追い付かず、虫歯が進行します。
・歯の質
歯の質は、歯が作られた時の状況で個人差がありますが、歯の質が弱い方もいます。
また、乳歯や永久歯が生え変わったばかりの時期は注意が必要です。
乳歯は、永久歯の半分程度しかエナメル質がないため、虫歯が進行しやすい特徴があります。
また、生え変わったばかりの永久歯もやわらかいため、虫歯になりやすいです。
この時期は仕上げ磨きをして、定期的に検診を受けて、虫歯予防をしましょう。
・糖質
食べ物に含まれている糖質は、虫歯菌が酸を作り出すための材料になります。
特に、頻繁に糖分の多いおやつを食べる方は、酸が発生する時間が長くなるため、虫歯のなりやすくなります。
間食は時間を決めて摂取するようにして、歯磨きをしましょう。
歯並びが悪いと虫歯になりやすい理由
理由1 汚れが残りやすい
虫歯菌は、歯垢になって歯の表面に付着するため、早く取り除くことが虫歯予防につながります。
しかし、歯と歯が重なっている部分などは、汚れが残りやすい環境です。
その部分は、歯ブラシも当たりにくいため、虫歯のリスクが高くなります。
理由2 唾液が行き渡りにくい
唾液には、汚れを洗い流す働きや再石灰化を促進する働きがあります。
しかし、歯並びが悪い部分には唾液が行き渡りにくく、この働きが十分に発揮されません。
そうすると、汚れの中の虫歯菌が酸を発生して虫歯を発症しやすくなります。
理由3 歯と歯の間に汚れがたまりやすい
歯と歯の間は、歯並びが整っている方でも歯ブラシだけでは汚れを落としにくい部分です。
そのため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用して細かい汚れを落とす必要があります。
歯と歯が重なりあっている部分はさらに汚れが残りやすく、デンタルグッズを併用しても落としにくいです。
手前の面と奥の面の両方に沿わせて落とすようにしましょう。
理由4 口呼吸になりやすい
出っ歯や受け口などの前歯が前に出ている歯並びは、口が閉じにくくなります。
そうすると、鼻で呼吸する鼻呼吸がしにくく、口呼吸になりやすいです。
口呼吸にはデメリットが多いですが、お口の中が乾燥しやすく、細菌が増えやすい特徴があります。
唾液には、お口の中の汚れを落として再石灰化の働きを促すなど、お口の中の環境を維持するための大切な働きがあります。
口呼吸をしていると、この働きが弱くなってしまい、虫歯のリスクが上がります。
歯並びが悪い方が虫歯を予防するための対策
歯列矯正
歯並びが悪い状態で歯磨きをするのと、歯並びが整っている状態で歯磨きをするのでは歯並びが良い方が磨きやすく、お口の環境を維持しやすくなります。
歯並びが悪い部分は虫歯になりやすく、治療をしても2次虫歯になりやすい傾向があります。
歯ブラシが当たりにくいことが原因のため、改善するためには、歯列矯正が必要です。
歯列矯正をするメリット
メリット1 歯磨きがしやすくなるため、虫歯予防や歯周病予防の効果が見込める
歯並びが悪い部分は汚れが残りやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを高めます。
歯列矯正で歯並びが改善すると、歯ブラシが当たりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを軽減します。
メリット2 咀嚼機能の向上
全体の矯正治療では、歯並びだけでなく噛み合わせのバランスも考慮して治療を行います。
全ての歯には1本1本役割があるため、きちんと噛み合わせていることでバランスよく噛むことができます。
噛み合わせが良くなると咀嚼機能が向上して、消化もしやすくなり、健康を維持しやすくなります。
メリット3 口元や横顔がきれいになる
矯正治療の大きなメリットは、歯並びが整って審美的にきれいになる点です。
また、歯並びを並べるだけでなく、横顔のバランスも考慮しながら矯正治療を行うため、横顔のキレイなラインを手に入れることができます。
口元や横顔を整うと、審美的なコンプレックスを改善して、口元の自身を持つことができます。
メリット4 正しい歯磨きの習慣が身に着く
矯正治療の多くは、1ヶ月に1度程度通院して調整を行います。
その間に、汚れがついている部分を確認し、その部分の汚れの落とし方を確認します。
正しいセルフケア方法を身につけることができますし、矯正装置の周りの汚れを落とすことで歯磨きも上達しやすくなります。
矯正治療を通して正しい歯磨きの習慣が身につき、虫歯予防だけでなく、健康なお口の環境を維持しやすくなります。
矯正治療の種類
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は歴史があり、スタンダードな方法で多くの矯正歯科で対応している方法です。
歯の表面にブラケットをつけて、ワイヤーを使用して歯並びを整えます。
・表側矯正
表側矯正は、歯の表側にブラケットとワイヤーを使用して矯正治療を行います。
幅広い歯並びに対応しており、大幅に歯を動かす症例の多くが適用になります。
従来は、金属の矯正装置が主流だったため、矯正の装置が目立ちやすかったですが、白や透明の矯正装置も選択できるようになり、矯正中の見た目が気になる方の負担も軽減できます。
・裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に矯正装置をつける方法で、矯正中の装置の見た目が分かりにくい方法です。
矯正中の装置ができるだけ見えたくない方におすすめの方法になります。
歯の裏側に矯正装置をつけるため、歯科医師の技術力が必要な矯正方法ですが、当院では数多くの裏側矯正の治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、透明の薄いマウスピースを使って歯並びを改善する方法です。
段階的に形の違うマウスピースに交換することで、少しずつ歯並びを改善していきます。
また、取り外しができるため、食事や歯磨きを今まで通り行うことが可能です。
ただし、1日20~22時間の装着が必要なため、自己管理が必要な方法です。
装着時間が短くなってしまうと、治療計画通りに歯並びが動かなかったり、マウスピースを作り直ししなければいけなかったりすることもあるため、注意が必要です。
【まとめ】
歯並びが悪いと、その部分に汚れが残りやすいため、虫歯のリスクが高くなります。
また、治療をしても、磨きにくいことが多いため、二次虫歯の可能性があります。
矯正治療で歯並びを改善すると、歯が重なっている部分が改善されて、歯磨きやセルフケアがしやすくなります。
当院は、様々な矯正治療に対応していますので、歯並びが気になる方はお気軽にご相談ください。
博多矯正歯科ってどんなところ?

★博多駅直結!KITTE博多8階★
・裏側矯正専門医 グループ院累計症例数2万件
・カウンセリング数 年間4000件
日本成人矯正歯科学会認定医在籍!
平日20:30まで診療しておりますので、お仕事や学校帰りに通院する事も可能です。
また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。
矯正歯科選びに迷われている方はぜひ博多矯正歯科KITTE博多院へお越しください!
☆SNSも随時更新中↓☆







治療ガイド