menu
close

ブログ

投稿日:2024.4.24

受け口と出っ歯、見た目を左右するのはどっち?原因と治療方法

こんにちは!福岡市博多区にある博多矯正歯科KITTE博多院です。
本記事では、顔の印象を左右しやすい「受け口」と「出っ歯」に焦点を当て、これらが見た目に与える影響や、矯正治療の重要性について探ってみたいと思います。
見た目が全てということは決してありませんが、見た目はその人の印象に大きな影響を与える要素の一つです。歯並びや顎の形状に問題があると、程度にもよりますがこの見た目にも大きく影響が生じます。

受け口と出っ歯の特徴

受け口と出っ歯は不正咬合と呼ばれる歯並びで、顔の印象に対し影響を及ぼす可能性があります。では、具体的にこれらの歯並びが顔に対し、どのような影響をもたらすのでしょうか?詳しく解説いたします。

受け口

3級 咬合

受け口は、「下顎が出ていること」を指すのではなく、奥歯で噛んだ時に「下の前歯が上の前歯よりも前に出ている」状態の歯並びです。下顎前突や反対咬合とも呼ばれ、前歯や奥の噛み合わせが正常な状態ではなく逆になっていることから、見た目だけでなく機能的な問題も生じていることが多くあります。

受け口の場合、軽度の場合にはあまり見た目に影響はありませんが、下の歯が大きく前に突き出ている、または骨格的な問題で下顎の位置や大きさに問題があると、下顎が前に突き出ている所謂「シャクレ」の状態になるため、顔のバランスが不均等になることが考えられます。

また、下顎が前突している状態になると、顎の輪郭がはっきりとする事で、男性的な印象を与えることも少なくありません。さらに、下顎が突き出ていると、顔にある他のパーツとのバランスが取りにくく、顎の印象が強くなることもあるでしょう。

 

受け口の原因は、遺伝的要因や習慣的な行動、成長過程での異常な発達などがあります。中でも注意が必要なのは、成長期に行われる口呼吸による低位舌です。口呼吸をしている場合、舌が脱力した状態でだらんと低位にあることが多く、これにより口腔周囲の筋肉や組織の正常な発育が妨げられてしまいます。この低位舌によって、舌の置き場所となっている下顎の前方成長が促進され、受け口の状態が引き起こされることもあるのです。
また、舌を下の歯に押し付けるなどの習癖によっても、受け口を誘発することがあるため、小児の場合はこのような癖を取り除く、予防矯正(MFT等)を行うことも重要となります。

出っ歯

2級 咬合

出っ歯は受け口とは真逆の状態で、上の前歯が通常よりも前に突き出ている歯並びです。正常な噛み合わせの場合、上顎の前歯は下顎の前歯よりも前に位置していますが、出っ歯の場合その位置や角度が過剰な状態となります。上顎前突とも呼ばれている出っ歯は、見た目はもちろん、噛み合わせに問題が生じたり、唇が閉じにくいなどの問題が起こりやすい歯並びです。

また、出っ歯の場合、上顎の前歯が突き出ているため、口元が出て見えることが多くあります。これにより口元が強調され、特に横顔のEラインのバランスが崩れたり、顔の印象が不均衡になることで、口元の突出感が目立ちやすくなったりすることもあるでしょう。

出っ歯の原因は受け口と同様に、遺伝的要因や環境的要因が関連しています。遺伝的な要因では、歯の大きさや形状、顎の大きさなどが影響を与える一方、子供の頃の指しゃぶりや、舌で前歯を押す癖などの習慣的な行動によって、出っ歯を引き起こすケースも珍しくはありません。

 

以上のことから、受け口と出っ歯どちらも見た目に一定の影響を与えると言えますが、比較すると出っ歯の方がより見た目を左右しやすいといえます。

 

受け口と出っ歯が与える影響は見た目以外にも

近年はSNSなどの普及から、多くの人は歯並びや顔のバランスなどの外見的な特徴に敏感であり、他者の印象を形成する際には見た目が大きく影響を与えます。そのため、受け口や出っ歯など見た目に影響を与えやすい歯並びの場合、その外見の特徴が大きなコンプレックスとなってしまい、マスクが手放せなくなってしまったり、口元を手で隠す癖がついてしまったりする方も多くいらっしゃいます。このような状態から、次第に自信の低下や自己否定感を引き起こし、次第に就職活動や社交場での人間関係構築に影響を与える可能性も考えられます。特に、人前で話す機会が多い場合には、自信や自己表現能力にも影響を与えかねません。

また、受け口や出っ歯の多くは噛み合わせにも問題が生じていますが、これにより歯への普段増加や顎関節症の誘発など、健康上の問題が発生する可能性もあると言えます。

以上のように、受け口や出っ歯は見た目だけでなく、個人の生活や健康、社会的な関係にもさまざまな影響を与えることがあるのです。

受け口、出っ歯を治すには?

受け口や出っ歯を治すためには、歯並びや噛み合わせを整える歯列矯正治療が必要になります。ネットで度々見かけるエビデンスの存在しない「自分で治す方法」で受け口や出っ歯を治すことは不可能です。むしろ、そのようなアプローチで歯や顎に負担を与えていると、歯並びの悪化や歯の損傷、顎関節症の発症など、様々なリスクが生じますので、このような行動は控えるようにしましょう。

受け口や出っ歯の矯正治療方法は、個々の症状や患者のニーズに応じて異なりますが、成人(永久歯の歯並び)の一般的な方法については以下となります。

歯列矯正治療

歯列矯正

歯列矯正治療は、歯並びや噛み合わせを改善するために用いられている、一般的な治療方法です。以前までは、歯の表面にブラケットと呼ばれる四角い装置を装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かしていく目立ちやすい「表側矯正」が主流でしたが、現在は目立ちにくい「裏側矯正」や「マウスピース矯正」なども普及しているため、目立ちやすい装置に抵抗がある大人の方でも、周囲に気づかれにくい状態で矯正治療ができるようになりました。

受け口や出っ歯の場合、奥歯を含む上下の歯並びを調整することで、噛み合わせや見た目の改善が期待できます。部分的な矯正治療では、劇的な変化は期待できないため、治療期間は全体矯正で2〜3年前後であることが多いでしょう。また、歯を並べるにあたってスペースが足りない場合には、親知らずや小臼歯を抜歯することも少なくありません。

多くは矯正治療によって、歯並びや口元のバランスを改善することができますが、骨格の状態によっては、歯列矯正だけでは十分に改善しないこともあります。

外科的矯正治療

外科手術 オペ

骨格が原因で重度の受け口や出っ歯がみられる場合、矯正治療だけでは歯並びや噛み合わせ、見た目の改善に十分な効果が得られないことがあるため、「外科的矯正治療」が必要となることがあります。外科的矯正治療は、歯列矯正と合わせて顎の骨の位置や大きさを調整する外科手術を行い、根本から受け口や出っ歯の問題を改善する治療です。

顎変形症と診断された場合、指定の医療機関でのみ保険適用で手術と歯列矯正を行うことができますが、原則矯正器具は目立ちやすい表側矯正装置しか選ぶことはできません。また、治療期間も通常よりも長くなり、手術におけるリスクなどもありますので、矯正歯科医へ十分に相談し、治療内容や副作用を十分に理解した上で選択する必要があります。

まとめ

受け口や出っ歯は見た目だけでなく、自己評価や周囲とのコミュニケーション、健康面においても大きな影響を及ぼすことがありますが、適切な矯正治療によってこれらの問題を解決できる可能性があります。矯正治療は、自信を取り戻し、健康な笑顔を取り戻すための第一歩です。

受け口や出っ歯の矯正治療は、専門的な知識と経験を持つ矯正歯科医によって行われます。ご自身の症状や希望に合わせ、最適な治療計画が立てられるように、受け口や出っ歯によって外見に悩みがある場合には、まず矯正歯科医とのカウンセリングをおすすめいたします。

 

患者様の満足度調査を実施しております。

少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。患者様の率直なご意見をいただき、改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。

NPO法人 日本⻭科医療評価機構の調査結果は以下バナーよりご確認ください。


日本⻭科医療評価機構がおすすめする福岡県福岡市・博多駅の⻭医者・博多矯正歯科 KITTE博多院の口コミ・評判

※日本⻭科医療評価機構とは日本⻭科医療評価機構は、ネットで⻭医者を検索してみたが、どこに行けばいいか分からない、診療時間や場所のメリットだけではなく、本当に信頼して通える⻭医者を探したい、そんな患者様のために本当に信頼して通える⻭科医院を評価・認定することを目的とした組織です。