投稿日:2025.5.14
インビザラインの効果はいつから実感できる?変化の目安や効果を高める方法
矯正治療を始めて変化を感じないと、歯並びが本当にキレイになるのか不安に思う方も少なくありません。そこで今回は、インビザラインの効果はいつから実感できるのかを解説します。
また、変化の目安やインビザラインの効果を高める方法についてもあわせて紹介。これからインビザラインを始める方やインビザラインを始めたばかりの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
なお、当院では世界的シェア率を誇るインビザラインのマウスピース型矯正システムを使用しています。当院の矯正内容や費用などに興味のある方はこちらのページもあわせてご覧ください。
目次
インビザラインでどのくらい歯が動く?

インビザラインの効果を実感できる時期の前に、インビザラインでどのくらい歯が動くのかについて知っておくと、より理解が深まるでしょう。インビザラインは歯並びとズレているマウスピースを順番に歯に付けて、少しずつ理想的な歯並びに整えていく治療法です。
マウスピースを交換する日数は歯並びの状態によって異なりますが、5日〜10日の期間で付け替えるのが一般的。1つのマウスピースで歯を0.25mm移動できるため、1ヶ月で約1cm歯を動かすことができます。
矯正治療では1ヶ月に1cmほどしか歯を動かせないため、人によっては歯が全く動いていないように感じるケースも少なくありません。
インビザラインの効果を実感する時期
個人差はありますが、インビザラインの効果は、矯正を始めてから半年ほどで実感するケースも少なくありません。インビザラインを含めマウスピース型矯正は、歯にかける力をコントロールしやすく歯ひとつひとつに適切な力をかけられる点が特徴。
そのため、歯と歯の間の隙間が大きい空隙歯列(くうげき歯列)や前歯のガタガタした歯並びなどでは、効果を実感しやすい傾向です。また、歯を歯茎側に沈める圧下(あっか)や歯の傾きを変える動きが得意なことから、上下の前歯に大きく隙間がある開咬(かいこう)の歯並びは、早い段階で見た目の変化を実感しやすいでしょう。
インビザラインとワイヤーでは効果の実感に差はでる?

矯正治療には主にワイヤー矯正とマウスピース型矯正の2種類があります。ワイヤー矯正は歯の表面にブラケットという装置を付けた上に、ワイヤーを通して引っ張りながら歯並びをキレイにする治療法です。
ワイヤー矯正では叢生から先に改善していくのに対し、マウスピース矯正は臼歯部から先に動かすことが多いので、見えている前歯の部分は歯並びの改善が実感しにくいです。
そのため、マウスピース矯正よりもワイヤー矯正の方が、歯が動いている実感ができるのは早いでしょう。
ワイヤー矯正とインビザラインでは、得意な動きや適応できる症例範囲が違います。理想的な歯並びを追求する場合は、ワイヤー矯正を勧められることも少なくありません。
そのため、矯正を始める前にしっかりと担当医と矯正装置について話し合うといいでしょう。
インビザラインの変化の目安

次のような症状は、歯が動いている目安になります。
マウスピースの着脱時に痛みがない
マウスピースは定期的に交換していきますが、交換してすぐは歯並びとマウスピースの形の差が大きいため、はめる時に痛みを感じやすいです。
数日つけていると着脱の際も痛みがなくスムーズに着脱ができるようになるので、マウスピースの形に歯並びが近づいている証拠です。
痛みや圧迫感があるうちは歯が予定通りに動いていないかもしれないので、着用時間を延ばしたりしてうまく調整してください。
噛み合わせの違和感
矯正治療では歯を移動させるため、見た目だけでなく噛み合わせも常に変化しています。たとえば、矯正中に「奥歯が噛みにくくなった」と感じることも少なくありません。
しかし、この症状は治療過程の一時的なもので、最終的に奥歯がしっかりと噛めるように調整します。特にインビザラインは、食事や歯磨きでマウスピースの取り外しの際に、噛み合わせの違和感を感じるケースが多いでしょう。
インビザラインの効果を高める5つの方法

インビザラインの効果を高めるには、次の5つの方法を実践するようにしましょう。
装着時間を守る
インビザラインのマウスピースは、1日に20時間以上の装着が必須です。装着時間が短い場合には歯が動かず、歯並びはキレイになりません。
他にも、動いた歯が元の位置に戻る後戻りを引き起こす可能性も否定できません。その結果、作成したマウスピースがしっかりとハマらず作り直す場合は、追加で費用がかかったり治療期間が延長したりすることがあります。
正しく装着する
マウスピースは決められた方法で歯に装着しないと、歯を動かす効果を発揮できません。一般的な正しいマウスピースの付け方は下記の通りです。
- 奥歯からマウスピースを入れて確実に指で押していく
- 前歯から順番にゆっくりとチューイーを噛む
チューイーは小さい筒状のもので、シリコンでできています。チューイーを噛むことで、歯にマウスピースを隙間なく密着できます。
マウスピースが歯に密着せず浮いたままの状態で使用を続けると、歯に適切な力がかからず動きません。そのため、マウスピースを付ける際には担当医に指示された方法で正しく装着しましょう。
また、新しいマウスピースに交換する時は、特にマウスピースが浮いた状態になりやすく注意が必要です。
交換時期を守る
インビザラインのマウスピースは、7日〜10日で次のマウスピースに交換するのが一般的です。担当医に指示された日数より自己判断で早めると、歯や歯茎などの組織に過度な負担がかかり、歯の根が短くなる歯根吸収や歯茎が下がる歯肉退縮など、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。
また、交換日数を長期間過ぎてしまった場合は、次のマウスピースが入らず治療計画を見直しになり、治療期間が延びることも少なくありません。そのため、自己判断せず決められた日数でマウスピースの交換をしましょう。
虫歯や歯周病予防
矯正中は、虫歯や歯周病予防が大切です。矯正中に虫歯や歯周病を発症すると、治療を優先するため一時的に矯正を中断するケースも少なくありません。
特に、歯周病は歯を支えている顎の骨を溶かす病気です。重度の歯周病の場合は歯を支える骨が少なく、歯を動かすと抜けてしまう恐れがあります。そのため、矯正中は口内の清潔に保ち、虫歯や歯周病予防を行いましょう。
なお、博多矯正歯科KITTE博多院では、矯正前の歯磨き指導を実施しています。自分にあった歯磨き方法を教えてほしい、歯磨きのやり方に不安がある方は、お気軽にご相談ください。
定期的な来院
インビザラインは、2ヶ月〜3ヶ月に一度の来院が基本です。来院時には歯並びの状態やマウスピースの適合チェックなどを行います。歯の動きによっては治療計画の見直しや対処を行うこともあるため、指示された間隔で来院しましょう。
まとめ
インビザラインの効果は、早くて3ヶ月頃から感じるケースがあります。ただ、効果を実感するのは個人差があり、時期は人によってさまざまです。
インビザラインは装置が目立ちにくく人気な治療ですが、患者の自己管理が必須。装着時間や交換時期を守れない場合には、効果を実感するのは難しいです。
また、担当医の指示や注意事項を守っているのに効果を実感できない場合は一度、担当医に相談しましょう。
なお、博多矯正歯科KITTE博多院ではインビザラインを使用した矯正治療を豊富に経験した歯科医師が治療計画を立て、理想的な歯並びへと導きます。まずはお気軽にご相談ください。
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
博多矯正歯科ってどんなところ?

★博多駅直結!KITTE博多8階★
・裏側矯正専門医 グループ院累計症例数2万件
・カウンセリング数 年間4000件
日本成人矯正歯科学会認定医在籍!
平日20:30まで診療しておりますので、お仕事や学校帰りに通院する事も可能です。
また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。
矯正歯科選びに迷われている方はぜひ博多矯正歯科KITTE博多院へお越しください!
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