「費用が2倍になる」は本当？引っ越し時の矯正費用の考え方とトラブル回避策

皆様、こんにちは。
KITTE博多8階にある【博多矯正歯科KITTE博多院】です。

転勤や引っ越しが決まり「矯正や通院中の治療はどうなるの？」と不安な患者様が当院でも少なくありません。
安心してください。当院では多くのケースで矯正治療の継続は可能です。
今回の記事では、転勤や引っ越しが決まった際の治療の流れ・費用の注意点を解説します。

1 転勤や引っ越しの際も矯正治療を継続することはできる？
2 転院の基本ステップ
3 費用はどう変わる？
4 よくある誤解と正しい理解
5 当院が行うサポート
6 よくある質問Q&A
7 まとめ
8 博多矯正歯科ってどんなところ？
9 関連ページ

転勤や引っ越しの際も矯正治療を継続することはできる？

基本的に、矯正治療を引っ越し先や転勤先でも継続することは当院では可能です。
当院では引っ越し先のグループ院へ転院手続きを行いますので、治療を継続する体制を整えています。治療計画も原則はそのまま対応可能ですが、万が一変更が必要な場合はあらかじめきちんとご説明いたしますのでご安心ください。

ただし、海外へのお引越しの場合は、対応できかねますので早めにご相談ください。
当院での転院の場合は以下の通りです。

装置の種類

基本的に、装置の変更なしで転院可能です。しかし、転院先のドクターの判断にもよりますので、変更の可能性がある場合は事前にご説明いたします。また、転院後は転院先のドクターの指示に従っていただきます。

現在の治療段階

装置装着前、治療中、メンテナンス中など、どの段階でも転院可能です。
カウンセリング時に転院の可能性がある場合は申告をお願いいたします。

契約・精算方法

当院のグループ内であれば基本的に装置を外すことはしません。そのため追加の費用はなしでそのまま転院可能です。

転院の基本ステップ

転院の流れをみていきましょう。

引っ越し前

遅くても1～2ヶ月前までには主治医へ転居予定を相談しましょう。
引っ越しまでの間にやっておいたほうが良い処置などがあります。
直前のご報告は転院先へも迷惑になってしまうこともあるため、ご協力お願い致します。

引っ越し直前〜当日

引っ越し直前から当日には、最終処置を行います。
いつが最終来院になるのか、早めにご教示ください。

引っ越し後（〜2週間）

転院先にご連絡して頂き、ご自身でご予約を取っていただきます。
医院によっては予約が取りづらいこともありますので、早めにご連絡をお願いいたします。

費用はどう変わる？

当院での転院の場合は、費用は発生しません。しかし、他院の場合はどうなるのか？
まず、転院元の医院では契約内容によって返金の有無が変わります。
たとえ治療途中であっても返金がないことは多いにあり得るのでご注意ください。

次に転院先の医院での治療費です。
転院先ではグループ院でない限り新規の患者様同様に費用が発生します。
初診と同じように検査・診断を行い今後の治療内容を検討することになります。
また、元々付いている装置は全て外す可能性が高いです。
そのままの装置で継続できない理由としては、取り扱っている器具の種類が医院ごとに異なるためです。
例えば、同じ表側矯正でも使用しているメーカーが違うと、使用する器具も異なります。
ですので、同じメーカーの装置でない限り転院先の装置に付け替えが必要になります。
しかし、同じメーカーであってもそのまま引き継げるかは確認が必要です。

以上のことから、転院元で返金がない場合は２倍の治療費が発生するということになります。

よくある誤解と正しい理解

当院にもグループ院外からの転院依頼で受診される方も多いですが
残りの治療の分だけ費用が発生すると誤解されていることが非常に多いです。
もちろん、そうできれば治療費もかさまず治療継続できるためスムーズですが、先ほど述べたように医院ごとに治療方針や装置も異なりそのまま治療することは極めて困難です。

むしろ一度手の加わっている歯列を当院の治療方針に合わせて再度調整することは新規の患者様を一から矯正するよりもはるかに難しく時間もかかります。
そのため受け入れてもらえないケースも少なくありません。

引越してしまったらどうしようもなくなるので引越しをする前に、事前に転院希望先に電話で問い合わせたり下調べをしておくことをおすすめします。
転院先が見つからない場合は、現在通院している病院に相談し今後の流れを相談しましょう。

以上のことから、転院制度のない医院で矯正治療を始める場合は、治療終了までは引越しをしないつもりで契約をすることが大切です。
少しでも引越しの可能性がある場合は、転院制度のある医院で契約をしましょう！

当院が行うサポート

当院ではグループ院内で資料やカルテの共有が可能です。
そのため、どんな治療をしてきたのか・今後の治療計画はどうなっているのかをしっかり把握することが可能です。
ですので、患者様ご自身で治療の経過を把握し説明をしたりする必要は一切ございません。

転院後の初回予約も転院である旨をお伝えいただくだけで大丈夫です！
引越しなどでお忙しい時期だとは思いますが、なるべく期間が空かないよう早めにご連絡をお願いいたします。

注意点としては医院ごとに細かいルールや予約の取り方などが違う場合がございます。
転院先の指示に従って通院していただくことになりますので、ご了承ください。

よくある質問Q&A

ここからは当院にも寄せられる患者様の疑問にお答えします。(当院の場合)

装置を外す必要はありますか？
多くは装置を外す必要はありません。治療の段階によっては変更がある場合もありますが事前にご説明させていただきます。

期間は延びますか？
治療期間は大きくは変わりません。しかし引越し後すぐに受診できなかった場合は計画通りに進まず、伸びることも十分あり得ます。
そのため、転院先への連絡は早めに行い受診日を決めておきましょう！

どのくらい前に相談すべき？
引っ越しや転勤の1〜2か月前を目安に矯正歯科に相談してください。
引越しに合わせて調整内容が変わることがありますので、早ければ早い程対応しやすいです。まずはカウンセリング時に転院の可能性があるのかどうかをご教示ください。

まとめ

当院であれば費用がかからず転院可能です！
しかし、他院でグループ院がない場合は費用が発生し最悪の場合治療費が２倍かかることもあり得ます。
矯正歯科を探す際は、自分の今後のことも踏まえて転院の可能性があるのかどうかを考えて選ぶことが大切です。
少しでも転院の可能性がある場合はグループ院があり転院可能な医院で探しましょう。