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投稿日:2025.10.4

口ゴボ・出っ歯でお悩みの方へ:口元を引っ込める方法と治療の選び方【抜歯矯正は必要?】

皆様、こんにちは。
KITTE博多8階にある【博多矯正歯科KITTE博多院】です。
「鏡を見るたびに口元が出ている気がする……」
「横顔をすっきりさせたいけれど、抜歯は必要なの?」このようなお悩みを伺います。

 

結論から言うと、口元を下げるために抜歯するとは限りません。骨格や歯の傾きなどを総合的に判断して患者様に適切な治療計画をご提案させていただきます。
本記事では当院に寄せられた実際のご質問をもとに、抜歯の有無・見た目の変化・検査の重要性を詳しく解説いたしますので参考にしてください。

口元を引っ込めるために抜歯は必要?

口ゴボ

抜歯矯正で印象が変わることはもちろんありますが、どの患者様にも必須の治療ではありません。
矯正治療では、抜歯が必要かどうかは骨格の問題や口唇の厚み、筋肉の癖で診断結果は異なります。患者様の歯並びや骨格の状態を精密に把握するためにも当医院では最初に精密検査を行います。

 

口元が出ている原因は、

  • ・顎の骨自体が大きく前に出ている、成長しすぎている
  • ・歯の本数が多く歯が前に押し出されている
  • ・歯が大きすぎる
  • ・顎が小さすぎて歯が並びきらない
  • ・鼻が低い
  • ・あごがない

などが挙げられます。

 

これらすべてに抜歯が必要になるわけではなく、軽度なのか重度なのかによっても治療方針は異なります。また、抜歯ではなく外科手術が必要になるケースも。そのため、精密検査はとても重要となります。

実例Q&A

Q&A

当医院には「口元を下げたいのですが、抜歯すればすっきりしますか?」とご質問を受けることがあります。

 

当医院では「抜歯矯正で口元の印象が変わることがございます。ただし、抜歯の必要性や骨格の問題などを総合的に判断しますので、まずは精密検査をおすすめします。」と回答させていただいております。
口元を下げるためには矯正治療を選択される方も多く、抜歯の必要性を気にする方もいらっしゃると思います。

 

抜歯が必要であるかの判断は矯正歯科の歯科医師が精密検査の結果をもとに判断するのですが、最終的に抜歯をするかどうかは患者様のおもいを汲み取ります。
「抜歯はしたくないけれど、矯正治療を進めたい」という方にも、矯正治療を行うことはできますのでご安心ください。

「口元を下げる」とは何が変わる?

Eライン

矯正治療により口元を下げるとどのような変化があるのか詳しくみてみましょう。

見た目の指標

口元を下げると横から見た顔のラインに変化が現れます。
矯正治療は歯並びの見た目はもちろんですが、横顔にも変化が現れることもあります。

 

横顔の変化とは主にEラインのことで、鼻先から顎先をつないだラインのことです。Eラインの中に上下の唇が触れているくらいが美しい横顔と判断されます。

変わる可能性がある要素/変わらない要素

口元を引っ込めることで、他にも変わる要素と変わらない要素があります。

 

  • 変わる:前歯の傾斜・口唇の張り感

先程Eラインが変化すると口元の出っ張りが改善することがわかりましたね。歯が内側に移動することで、お口を閉じているときにすっきりした横顔になります。前歯の傾斜が改善することはもちろん、口唇の張り感も変化するでしょう。

 

前歯が外側に出ていると唇も分厚く感じることがあり、歯が内側に移動すると唇が薄くなったように感じることがあります。

 

  • 変わりにくい:鼻や顎の骨格的位置

鼻や顎の骨格的な位置は抜歯を用いた歯列矯正でも変えることはできません。
骨格的な改善が必要な矯正治療の場合は、外科矯正をご提案させていただきます。

口元が出て見える原因は「歯」か「骨格」

レントゲン パノラマ

口元が出て見える原因は大きくわけて「歯」もしくは「骨格」です。
ここからは「歯」「骨格」のそれぞれの原因を詳しくみていきましょう。

歯性(デンタル)要因

口元が出ている原因のひとつめは、歯です。

  • ・歯が大きすぎる
  • ・歯が唇側に傾斜している
  • ・歯の本数が多い
  • ・舌癖

などが挙げられます。

 

中心の前歯は幅8~9mm、高さ10~12mm、下の前歯は幅6~7mm、高さ9~11mmと平均であることがわかっています。
しかし、平均よりも歯が大きいと歯が重なり、歯が前方に押し出されて口元が出てしまうのです。

 

また、歯の本数が生まれつき多い「過剰歯」のある方もすべての歯が並びきらずに唇側に歯が傾斜して口元が出ることがあります。
遺伝による歯並びの悪さもありますが、後天的な理由として舌癖も挙げられます。
前歯を舌で押したり、舌を噛んだりすると前歯が唇側に傾斜して口元が出ることもあります。

骨格性(スケルトン)要因

骨格性の問題も口元に悪影響を与えることがあります。
上顎前突・下顎後退などは歯だけの矯正では限界あります。

  • ・上または下の顎が大きすぎる
  • ・上または下の顎が小さすぎる

どちらも顎の成長に問題があり、口元の出っ張りにも影響を与えます。

 

上下の顎が大きすぎると口元が出るのは想像がつきやすいと思います。
一方、上下の顎が小さすぎる場合はすべての歯が並びきらずに唇側に傾斜して結果的に口元が出てしまうのです。

セルフチェックの目安

  • ・口を閉じるときに力が必要
  • ・唇が乾燥しやすい(口呼吸)
  • ・横顔を見ると口元が出ている

などの症状があれば、口元が出ている可能性があります。

抜歯矯正でのメリットとデメリット

抜歯矯正のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

抜歯矯正をすると、以下の効果が得られます。

  • ・スペースの確保と治療の効率化
  • ・Eラインを整えられる
  • ・見た目の改善

が挙げられます。

  • スペースの確保と治療の効率化

抜歯する歯は中心から数えて4もしくは5番目の歯で、基本的には左右対称に抜歯します。抜歯することで他の歯が並ぶスペースが確保できるため、効率的に歯並びを整えることが可能です。

 

  • Eラインを整えられる

横顔の美しいラインの指標であるEラインを整えることができます。
口元の出っ張りを抜歯矯正では改善することができるため、Eラインを整えることも視野にいれて治療計画を立てましょう。

 

  • 見た目の改善

歯並びの見た目の改善することが可能です。
抜歯が必要なケースでは、抜歯しないよりも抜歯をした方がも仕上げりに満足いく結果を得られます。

デメリット(黒三角、歯根への負担、治療期間)

抜歯矯正をするリスクは、

  • ・ブラックトライアングル
  • ・歯根への負担
  • ・治療期間が長め

であることが挙げられます。

 

  • ブラックトライアングル

歯と歯の間に出来る三角形の隙間をブラックトライアングルと呼びます。
抜歯することで歯の移動量が増え、少なからず顎の骨が吸収されて歯ぐきが下がることもあります。

 

  • 歯根への負担

抜歯して矯正治療を行うと、それだけ歯を動かすスペースが大きくなるため歯根への負担が増えるリスクがあります。

 

  • 治療期間が長め

抜歯が必要なケースで抜歯をしないで治療を進めると治療期間が長くなる傾向があります。

抜歯が必要かどうかの判断基準

CT

抜歯が必要かどうかは、以下から判断いたします。

歯の大きさ×顎の大きさのバランス

歯の大きさと顎の大きさのバランスを精密に判断いたします。
歯が平均よりも大きい場合や、上下の顎のバランスが崩れている場合は抜歯の必要性をご提案させていただきます。

横顔(セファロ解析)・口唇の厚み・筋機能

当医院では横顔の精密検査をするために、セファロによる撮影をします。
頭部から顎の先までの骨格、唇の厚みなどを撮影で診断することができます。
他にも、筋機能の検査を行うこともあり必要があればMFTという口腔筋機能訓練を実施しております。

目標像と安定性

当医院では、抜歯のメリットやデメリットなどを含め安全性の高い治療計画をご提案させていただきます。
また患者様がどのような歯並びを目指しているのかどうかを大切にしており、歯科医師と患者様とで目標像をすり合わせることも必要です。

非抜歯でできること

ipr

抜歯が必要と判断された場合でも非抜歯を選択することは可能です。
その場合でもできるたけ口元を引っ込めるために以下の治療で進めます。

IPR/歯列拡大

歯の側面を数mmずつ、数本にかけて削る「IPR」により、すべての歯を並べるスペースを作り出します。
抜歯をして得られるスペースよりも少ない傾向がありますが、IPRによりスペースを確保することが可能です。
また、顎自体を広げる「拡大装置」を装着することで歯が並ぶ土台である「歯列」を拡大することができます。

アンカースクリュー(TAD)での後方移動

当医院では、ミニスクリューと呼ばれる「アンカースクリュー」を用いた治療も行っています。
小さなチタン製のネジを口腔内に設置して、ネジを支点として他の歯を後方へ動かすことができます。

マウスピース矯正とワイヤー矯正

当医院では、マウスピース型矯正とワイヤー矯正をご用意しております。
矯正装置の選択によって最終的な歯並びが変わることもあります。

骨格性の場合の選択肢

外科手術 オペ

骨格に問題がある場合は、歯列矯正だけでは限界があります。
そのため、当医院では外科手術を用いた矯正治療をご提案させていただきます。

 

当医院では提携している医療機関で顎の骨を切る外科手術をした後に、ワイヤー矯正で歯並びや噛み合わせを整える治療を受けられます。
骨格に問題がある場合は歯列矯正だけでは口元の出っ張りが改善されないケースがありますので、外科手術を視野に治療計画を行いましょう。

精密検査〜治療の流れ

 

精密検査

ここからは、当医院での精密検査や治療の流れをご案内いたします。

初診相談→精密検査(写真・X線・かみ合わせ)→診断結果説明

当医院ではカウンセリングの時間を設けています。
患者様のお悩みやご希望の治療計画をじっくりお話ししたり、全身疾患の有無やライフスタイルについても詳しくお伺いしたりします。

 

治療を前向きに進める方は、精密検査に進んでいただきます。そしてカウンセリングや精密検査をもとに治療計画を立案・提案いたします。

治療計画の複数案提示(抜歯/非抜歯/期間・費用の目安)

治療計画は、複数ご提案することも可能です。

・抜歯の有無

・期間:ワイヤー矯正2~2年半、マウスピース型矯正2~3年

・費用:表側矯正:1,070,000円 (税込1,177,000円)

裏側矯正(舌側矯正)1,270,000円 (税込1,397,000円)

マウスピース型矯正:863,636円 (税込950,000円)

治療開始→定期調整→保定

治療計画にご同意いただけましたらいよいよ矯正治療を開始します。
できるだけ患者様のご希望にそった矯正装置や治療計画で進めさせていただき、装置によりますが1ヵ月くらいで定期的に調整させていただきます。
歯並びが整ったら保定期間に移行して、歯並びを安定させていき治療は終了です。

よくあるご質問(FAQ)

Q1:抜歯なしでも口元は下がりますか?

A:非抜歯の場合でも口元を下げることは可能です。抜歯以外にもアンカースクリューを用いた治療や、IPRもご提案させていただきます。

 

Q2:どのくらい下がるか事前に分かりますか?

A:当医院では、裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース型矯正を選択の患者様にはデジタルスキャンにより、事前に治療の流れやゴールを目で見て確認することができます。

 

Q3:治療期間・通院頻度は?

A:治療期間はワイヤー矯正では2~2年半、マウスピース型矯正では2~3年くらいです。通院頻度は1ヵ月毎ですが、歯並びの状態により個人差があります。

 

Q4:マウスピースとワイヤー、どちらが向いていますか?

A:マウスピース型矯正とワイヤー矯正のどちらが向いているかは、骨格や歯並びの状態により異なりますのでまずはご相談にお越しください。

 

Q5:後戻りはしますか?保定はどのくらい必要?

A:後戻りすることはあります。そのため当医院では基本的には取り外しができる保定装置によりよい歯並びを安定させる期間が設けられております。

保定期間は歯を動かしていた期間に加えて半年くらいが目安です。

まとめ――後悔しないために大切なこと

口元が出っ張っている場合は、必ずしも抜歯することが正解ではありません。
一方、非抜歯で治療を進めることが安全とも限りません。

 

このように単純な考えではなく、矯正治療は精密検査をすることで患者様に合わせて治療計画を立てております。そして、患者様と歯科医師とで目標共有し同じ方向を向くことで治療の満足度や安全性は高まるともいえます。
まずは、ご自分の歯並びや骨格の状態を把握するためにも「精密検査・相談」にお越しください。(カウンセリングのご予約はこちらから)

博多矯正歯科ってどんなところ?

博多矯正歯科KITTE博多院

★博多駅直結!KITTE博多8階★
・裏側矯正専門医 グループ院累計症例数2万件
・カウンセリング数 年間4000件

 

日本成人矯正歯科学会認定医在籍!
平日20:30まで診療しておりますので、お仕事や学校帰りに通院する事も可能です。
また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。

 

矯正歯科選びに迷われている方はぜひ博多矯正歯科KITTE博多院へお越しください!

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