マウスピース型矯正を中断・断念してしまった方へ。裏側矯正への乗り換え解説

「マウスピース型矯正を始めたけど自分に合っていない気がする」「裏側矯正も目立ちにくいと知って乗り換えを考えている」という方は、実は珍しくありません。
目立ちにくさが人気のマウスピース型矯正ですが、ワイヤー矯正よりも劣る点がいくつか存在し、治療期間の延長や装置の追加などが必要になるケースは多い傾向にあります。ワイヤー矯正の一種である裏側矯正も「目立ちにくい治療法」ですので、その点を重視したい方はこの機会に特徴や乗り換え方法などをチェックしておきましょう。

1 マウスピース型矯正から裏側矯正に乗り換えは可能？
- 1.1 裏側矯正（舌側矯正）の特徴について
2 マウスピース型矯正から裏側矯正に乗り換えるメリット
3 乗り換える場合の「費用」や「期間」はどうなる？
4 乗り換える場合の流れについて
5 裏側矯正への乗り換えが向いている方の特徴
6 満足のいく乗り換えをご希望の方は当院までご相談を
7 博多矯正歯科ってどんなところ？
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マウスピース型矯正から裏側矯正に乗り換えは可能？

マウスピース型矯正を行って治療がスムーズに進んでいない場合や理想の仕上がりにならなかった、うまく管理ができないなどの問題がある場合は、別の治療法に乗り換えることが可能です。基本的にマウスピース型矯正からワイヤー矯正の一種である裏側矯正（舌側矯正）への乗り換えは、逆のケースよりも対応してもらいやすい傾向にあり、その理由として「マウスピース型矯正とワイヤー矯正の強みの違い」が挙げられます。

裏側矯正（舌側矯正）の特徴について

一般的なワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットとよばれる装置を貼り付けて、そこにワイヤーをとおして歯並びを整える方法を指し、表側矯正とも呼ばれます。
裏側矯正（舌側矯正）は歯の裏面に装置を貼り付ける治療法であり、表側矯正の「装置が人目につきやすい」という欠点が改良されているのが特徴です。装置の厚みによって唇が盛り上がる心配もありません。

デメリットとしては、舌に装置があたるため感覚に慣れるまでは発音や滑舌が悪くなることが挙げられます。また、表側矯正よりも高い知識やスキルを必要とする治療法であり、取り扱っている歯科医院が限られているため注意しなくてはいけません。しかし、この点についてはマウスピース型矯正も同じといえます。

マウスピース型矯正から裏側矯正に乗り換えるメリット

マウスピース型矯正から裏側矯正（舌側矯正）に乗り換えることで得られるメリットは複数存在します。マウスピース型矯正矯正とワイヤー矯正の強みの違いも含め以下でくわしくみていきましょう。

マウスピース型矯正よりも理想の仕上がりになりやすい

1本1本の歯に装置がつくため微調整がしやすく、抜歯が必要なケースや高さの問題やあるケースもスムーズに治療をすすめられます。治療期間の延長につながりにくいほか、仕上がりも理想的になりやすいのが大きなメリットといえるでしょう。見た目だけでなく噛み合わせもしっかり整えられるため、歯や顎関節のトラブルの予防効果も高めです。

マウスピース型矯正よりも幅広い症例に対応できる

特定の歯を計画的かつ理想的に動かせるワイヤー矯正は、マウスピース型矯正よりも多くの症例に対応できます。とくに抜歯が必要なケースや高さの問題があるケースは、歯列全体に装置を被せるマウスピース型矯正だと歯が思うように動かず、治療の途中で追加装置が必要になったり治療期間の延長につながったりしやすいため注意が必要です。

外科手術が必要な骨格に問題があるケースの場合は、手術前や後に矯正治療が行われますが、基本的にマウスピース型矯正ではなくワイヤー矯正が選択されます。

一から治療を始めるよりも費用を安く抑えられる

マウスピース型矯正から別の治療法に乗り換える場合、歯科医院によっては割引制度が適用される場合があります。当院でも、他院で満足のいくマウスピース型矯正が受けられなかった方や治療困難と診断された方を対象にトータルフィーの税抜価格から20万円（税抜）割引するプランをご用意しています。（※トータルフィーの税抜価格から20万円をマイナスした額を×1.1（税込）にする計算方法）

乗り換え割への参加は強制ではなく、判断は患者様に行っていただきます。参加しないと判断された場合においても、今後の治療において不利益を受けることはありませんのでご安心ください。マウスピース矯正をすでに終了された方も終了時期を問わず対象です。

参加後の取り消しは可能？

当院の割引制度は、参加と判断された後でも取り消しが可能です。患者様の都合により乗り換え割引を途中で取り消される場合は、割引額と通常のプランの料金との差額である200,000円（税抜）をお支払いいただき、「通常の料金プランへ変更」いただく形となります。

当院の乗り換え割を利用するための3つの条件

本プランをご利用いただくには、以下の条件を満たしている必要があります。

過去において他医院でマウスピース矯正を受けたことがある方で、「他医院でのマウスピース矯正の契約書」と「マウスピース現物（お持ちの場合）」ご用意できる方
当院での契約装置はワイヤー矯正（裏側矯正・ハーフリンガル矯正・表側矯正）のみとなることをご了承いただける方
アンケートへのご回答、症例写真および顔貌写真の撮影、動画撮影などにご協力いただける方

乗り換える場合の「費用」や「期間」はどうなる？

治療期間は、そのときの歯並びの状態によって左右され、かならずしも別の歯科医院で伝えられた治療期間内に終了できるとは限りません。できるだけ治療期間を短くできるよう、当院では歯を動きやすくする「セルフライゲーションブラケット」を採用しています。

基本的治療に必要な費用はトータルフィーに全て含まれており、毎回の調整料や延長した場合の追加費用もかかりません。「計画的に治療をしたい」「出費の不安をできるだけ少なくしたい」という方におすすめの制度です。分割払いが可能なデンタルローンもご利用いただけますので、ぜひご検討ください。

乗り換える場合の流れについて

乗り換える場合の基本的な流れは以下のとおりです。くわしく知りたい方は当院スタッフまでお声がけください。

問診票への記入・カウンセリング

初診の方には問診票を書いていただきます。そのデータをもとにカウンセリングを行い、現在のお悩みや乗り換えをご希望する理由などをお伺いします。

精密検査

矯正治療を始めるには現状を正確に把握するための精密検査が必要です。お口やお顔の写真撮影、型取り、各種レントゲン検査などを行います。

検査結果と治療計画案の説明

精密検査の結果をもとに治療計画を立案し、後日患者様に分かりやすく説明いたします。

ご検討期間

治療計画案の内容をお伝えしたら、治療を始めるかどうかを患者様に決めていただきます。じっくり考えられるよう期間を設けておりますのでご安心ください。

裏側矯正への乗り換えが向いている方の特徴

以下に当てはまる方は、マウスピース型矯正から裏側矯正への乗り換えが向いている傾向にあります。

過去のマウスピース型矯正で納得できなかった方

ワイヤー矯正よりも微調整が難しく適応症例が少ないマウスピース型矯正は、歯並びの状態はもちろん患者様の管理能力によっても仕上がりの良さが左右されるため、満足度に差がでやすい治療法だといえます。プロが管理をするワイヤー矯正のほうが「治療がうまくすすんでいないのでは？」という不安やストレスは感じにくいため、精神的な負担は少ないといえるでしょう。

つい装置をつけ忘れてしまう方（自己管理が苦手な方）

マウスピース型矯正の場合1日20時間以上の装着が必要になりますが、その条件をしっかり守れる方はそう多くはなく、追加装置が必要になるケースや治療期間の延長につながるケースも珍しくありません。

治療中は歯が顎骨にしっかり固定されていない不安定な状態であり、装置を外している時間が長ければそれだけ後戻りのリスクが高くなります。自己管理が苦手な方や装着時間を気にしながら過ごしたくないという方には、ワイヤー矯正のほうが向いています。

少しでも経済的負担を抑えて再治療をしたい方

乗り換え制度を利用することで裏側矯正（舌側矯正）を一から開始するよりも費用を安く抑えられます。すべての歯科医院が導入している制度ではないため、その点は注意が必要です。

満足のいく乗り換えをご希望の方は当院までご相談を

治療法の乗り換えが可能かどうかはもちろん、制度の有無は歯科医院によって異なります。乗り換えた結果損をしてしまったということにならないよう、しっかり理解したうえで始めるのがいいでしょう。「マウスピース型矯正から裏側矯正に変えたいけど、自分に合っているのかが分からない」という方は、一度当院までご相談ください。裏側矯正や乗り換え制度についてご説明させていただきます。

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