投稿日:2023.4.10
矯正中のMRIは撮影できる?事前に確認すべきこと
こんにちは!博多矯正歯科KITTE博多院です。
「歯の矯正治療を始めたばかりなのに、急にMRI検査を受けることになってしまった…」
こうした経験をお持ちの方はいませんか?
突然の検査予定に戸惑う患者さんは、実は少なくありません。
病院で「装置を外してください」と言われて、「えっ、せっかく付けたのに?」「治療に影響はないの?」と不安になる気持ち、とてもよくわかります。
でも安心してください!
適切な対処法を知っていれば、検査も矯正治療も両方とも問題なく続けることができるんです。
今回は、そんなみなさんの不安を解消する情報をお届けしたいと思います!
目次
矯正治療中にMRIは可能?

さっそくですが、矯正治療中にMRIができるのか気になりますよね。
答えは、装置の種類やMRIを受ける病院の判断次第ということになります。
なんらかの事情で定期的にMRI検査を受けている人・受ける予定がある人はワイヤー矯正は控えるのがベターです。
事前にしっかりと確認さえしておけば、当日慌てることなく安心して検査を受けられます。
具体的な対応方法については、この後詳しく説明していきますね!
矯正装置がMRIで問題になると言われている理由
MRI検査と矯正装置の関係について、まずは基本的な仕組みを理解する必要があります。
「なぜ装置が問題になるのか」がわかれば、対処法も納得できるはずです!
MRI検査ってどんな検査?

MRIは「大きな磁石で体の中を詳しく見る検査」という表現が一番わかりやすいのではないでしょうか。
非常に強力な磁場を使って、体内の様子を鮮明な画像として映し出します。
この強い磁力が、金属製の物質と反応してしまうことがあるんです。
例えば、磁石にくっつく金属を口の中に入れたまま検査すると、引っ張られて痛みを感じたり、装置がズレたりする可能性があります。
だからこそ、検査前には金属製のアクセサリーや時計を外すよう指示されるのです。
矯正装置にもいろいろある
一口に「矯正装置」といっても、実は使われている素材はさまざまです。
見た目がそっくりでも、中身の金属がまったく異なることはめずらしくありません。
〈主な装置の分類〉
- 歯の表側につけるワイヤー矯正
- 歯の裏側につけるワイヤー矯正
- 透明なマウスピース
- 部分的な矯正装置
それぞれに使用される金属の種類が異なるため、MRI検査への対応法も変わってきます。
「あの人も矯正装置をつけているから大丈夫だった」という情報だけで判断するのは危険です。
【装置の種類別】MRI検査の対応方法
ここからは、実際にあなたが使っている装置の具体的な対応方法をご紹介します。
ワイヤー矯正とマウスピース型矯正では、まったく違うアプローチになるので必見です!
ワイヤー矯正の場合

表側・裏側を問わず、ワイヤー矯正で使用される金属素材が検査可否の決め手になります。
同じ見た目でもメーカーや製品によって材質が異なるため、必ず事前に確認をしておきましょう。
〈そのまま検査可能な素材〉
- チタン合金:磁力の影響を受けないため、装着したまま検査可能
- 医療用ステンレス(SUS316L):非磁性タイプなら問題なし
- ジルコニア:セラミック素材のため安全
〈取り外しが必要な素材〉
- ニッケル・チタン合金:一部、磁力に反応する成分を含むため要確認
- コバルト・クロム合金:強い磁性を示すため危険
- 一般的なステンレス鋼:磁性の有無が不明なもの
〈取り外し作業方法〉
装置の取り外しが必要な場合は歯科医院で行います。
費用が別途発生することもありますので、事前に確認しておきましょう!
〈再装着のタイミング〉
検査終了後、できるだけ早期の再装着をおすすめします。
一週間以内であれば、治療計画への大きな影響はありません。
マウスピース型矯正の場合

マウスピース型矯正で使用するマウスピース(アライナー)は樹脂製のため金属ではありませんが、MRI検査時は取り外しておくのが基本です。
〈マウスピースを外す理由〉
- 画像の鮮明度向上:わずかでも異物があると画像品質に影響
- 患者の安全確保:検査中の誤飲や破損防止
- 検査精度の確保:正確な診断のため
〈当日の流れ〉
検査直前にご自身で取り外していただきます。
慣れた動作なので時間はかかりません。
検査終了後、すぐに装着再開してOKです。
〈注意すべきポイント〉
- 取り外し時間は2~3時間程度
- 歯の後戻りリスクは極めて低い
- 装着再開時に軽い締め付け感を感じることがある
〈保管時の注意事項〉
専用ケースでの保管が必須です。
乾燥や破損を防ぐため、清潔な環境で保管してください。
検査室への持ち込みはできないため、待合エリアで管理しておくようにしましょう。
MRI検査前にやっておくべきこと

装置の対応方法がわかったら、次は実際の検査に向けた準備です。
事前にしっかりと準備しておくことで、当日はスムーズに検査を受けることができます。
歯科医院で確認しておく
治療開始時に説明を受けていても、正確な材質名を覚えている患者様は少ないものです。
検査が決まったら、まずは歯科医院に電話して確認しておきましょう。
MRI施設に事前相談する
検査予約時に矯正治療中であることを伝えておくと、当日の流れがスムーズになります。
必要に応じて検査時間を長めに確保してもらえることもあります。
〈検査技師との打ち合わせ〉
装置の材質について検査技師と事前に相談することで、安全で確実な検査が可能になります。
〈「無理そうなら他の方法も」代替案の相談〉
もし、MRI検査が困難な場合、CTスキャンなど他の検査方法で代用できるかも相談してみましょう。
当日の準備
MRI検査当日に慌てないように、以下の項目も準備しておきましょう!
〈マウスピースのケースは必須〉
うっかり忘れがちですが、マウスピース用のケースは絶対に持参してください。
検査室に金属製のケースを持ち込めない場合もあるので、プラスチック製がおすすめです。
〈時間に余裕を持っておく〉
装置の取り外しに時間がかかる場合もあります。
予約時間の30分前には到着するように心がけましょう。
MRI検査後のチェックポイント

無事に検査を終えてホッとしたのも束の間、実はMRI検査が終わってからも大切なポイントがあります。
矯正治療を順調に続けるために、検査後のチェックを怠らないようにしましょう。
装置の状態確認
〈痛みや違和感があったら要注意〉
普段と違う痛みや違和感を感じた場合は、装置に何らかの変化が起きている可能性があります。
「なんか変だな」と少しでも異変を察知したら、遠慮せずに歯科医院に連絡してください。
早めの対応が治療の遅れを防ぎます。
治療への影響
一時的な装置の取り外しによって治療期間が大幅に延びることはほとんどありません。
数日から1週間程度の影響があっても全体の治療計画には大きく響きません。
〈次回予約の調整が必要の可能性〉
装置に変化が合った場合、次回の調整日を早める必要があるかもしれません。
担当医と相談して適切なスケジュールを組みなおしてくださいね。
安心してOK!矯正中でもMRI検査は大丈夫
大切なのは事前の確認と準備です。
装置の材質を把握し、歯科医院やMRI施設と連携を取ることで安全で確実な検査が受けられます。
矯正治療もMRI検査も、どちらもあなたの健康のために大切なことです。
正しい知識と適切な対応で、両方とも安心して受けられることを覚えておいてくださいね!
博多矯正歯科ってどんなところ?

★博多駅直結!KITTE博多8階★
・裏側矯正専門医 グループ院累計症例数2万件
・カウンセリング数 年間4000件
日本成人矯正歯科学会認定医在籍!
平日20:30まで診療しておりますので、お仕事や学校帰りに通院する事も可能です。
また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。
矯正歯科選びに迷われている方はぜひ博多矯正歯科KITTE博多院へお越しください!
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