投稿日：2023.1.10

歯科矯正中の痛み、調整時に痛みはあるの？

皆様こんにちは、博多矯正歯科です。

 

矯正治療を行う上でどうしても治療中に痛みがあるのか、また毎回の調整時も痛みがあるのか不安に思い矯正治療を始めるか躊躇している方がいらっしゃると思います。

そこで今回は『歯科矯正中の痛み、調整時に痛みはあるの？』についてお話したいと思います。

 

矯正治療の痛みの原因とは？

矯正治療時に起こる痛みには、いくつかの原因が考えられます。

歯が動くときの痛み

歯列矯正とは、専用の装置を用いて歯を動かす仕組みです。

歯が移動するときに痛みが生じる場合が多く、特に動き始めが最も痛い傾向にあります。

通常であれば装置装着後1週間ほどで痛みは落ち着いていきます。

 

装置をつけたときの痛み

矯正方法によっては装置が口内に当たることがあり、痛みが生じます。 頬や歯肉、舌に痛みを伴うことが多く、口内が狭いほど傷つけやすいといわれています。

ワックスという保護剤がありますのでそれで当たって痛みが生じている場所をカバーすることで痛みが軽減されます。

また、舌が装置に当たって痛いときは『舌のポジション』を意識することでも痛みが軽減、改善される事があります。

 

ものを噛むときの痛み

矯正治療中は、食事の際に痛みが生じることもあります。 特に治療開始後の数日間や調整後は痛みのほかに違和感を伴うこともあり、慣れるまでは普段の食事が難しいことも。

基本的に硬い食べ物は痛みが生じやすいので、おかきやリンゴ、フランスパン等は避けるのがベターです。 数日間は極力軟らかいものを口にしましょう。

 

清掃不良による痛み

矯正治療中は今までになった矯正器具がお口の中についていることになります。

矯正器具は複雑な形をしているので当然歯磨きが難しくなります。

しっかりと清掃が行き届いていないと歯茎が腫れ装置や歯にぶつかることにより痛みを生じる事があります。

 

 

調整中の痛みについて

歯科矯正の調整は何をしているのか？

博多院では「いかに治療を安全に早く終了に導くか」を念頭に毎回の調整を行っています。

その時に必要な処置を行っていきますが多くの場合は矯正装置ワイヤーの調整交換が主になってきます。

通常であればワイヤー交換時には痛みが生じる事はほとんどありません。

しかし、口腔内に清掃不良がある場合には調整中に痛みが生じてしまう原因となることがあります。

 

装置をつけて生活していると、どうしても口腔内が不衛生になりがちです。

付着した汚れが歯みがきで除去できず、ブラケットの周りに付着しブラケットの細かい溝の中に入り込んでいる場合があります。そうするとワイヤーが入るスペースが狭くなってしまい力を加えて押し込まないと正しい位置に固定をできないことがあります。その時歯にも力が伝わりますので一時的に痛みを感じてしまうことがあります。

 

歯茎の痛み

同じく清掃不良により歯肉が腫れてブラケットにぶつかってしまっている状態にあるワイヤー交換時に物理的に当たってしまうことにより痛みが出ることがあります。

とくに歯と歯の間を閉じる為に使用するゴム状の器具を使用する場合は歯茎が腫れていると交換の時に歯茎が押されることにより痛みを生じることがあります。

 

 

 

矯正中はどうしても、上記に挙げたような「痛み」が起こってしまう事があります。

しかし調整中の痛みに関してはお口の中の清掃状況に起因起こることがほとんどなので、しっかりと歯磨きを行うことで避けられる痛みと言えます。

矯正器具の周りを掃除することは簡単ではありませんが痛みの無い快適な治療にもつながりますのでしっかりとお口の中清掃、歯磨きを頑張って頂けたらと存じます。

また、正しい歯磨きの方法が知りたい方は来院時に歯科衛生士にお声をかけください。

歯磨きのポイントをご説明させて頂きます。