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ブログ

投稿日:2022.10.7

歯並びが悪いと将来どうなるの?起こり得る6つのリスクとよく噛むことのメリット

こんにちは。博多矯正歯科 KITTE 博多院です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
歯並びが悪いとどんな影響があると思いますか?見た目の印象にのみ焦点を当てがちですが、実は口腔機能の低下や全身の健康問題を引き起こすリスクがあります。今回は、歯並びが将来の健康に与える影響や、歯列矯正の目的などについて解説します。

歯並びが悪いとどうなる?将来に起こり得る6つのリスク

歯並びが悪いと見た目に影響を与えますが、将来お口や身体に以下のような影響を及ぼす可能性があります。

虫歯や歯周病になりやすい

歯周病

たとえば、歯が重なり合っているような歯並びは、丁寧に歯磨きしても毛先が届きません。その部分に歯石や歯垢が蓄積してしまうと、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、噛み合わせが悪く一部の歯へ負担がかかりやすい状態は、歯周組織の損傷につながり、歯周病の悪化を招くことがあります。

硬い食べ物を噛むことが難しくなる

噛み合わせが悪く、食べ物を十分に噛まずに飲み込む習慣が身につくと、お口周りの筋肉が弱くなり、将来的に硬い物を噛むことが難しくなる恐れがあります。また、食べ物を十分に細かくできないため、消化不良を引き起こすことがあります。

輪郭の変化

悪い噛み合わせにより片側だけで噛む癖がつくと、顔のバランスにゆがみが生じ、見た目の印象を大きく変える可能性があります。特に成長期の子どもは、顎の成長とともに顔貌の変化が顕著になる可能性が高いため、早めに対処することをおすすめします。

顎の関節に負担がかかる

顎関節症

歯並びや噛み合わせが悪い状態は、顎関節に負担をかけることが多く、顎関節症の原因の一つとなります。顎関節症とは、口を開けると「カクカク」とした音がする、口が十分に開かない、顎に痛みを感じるなどの症状が現れる病気のことです。症状が悪化すると、食事や会話といった日常生活に影響を及ぼす可能性があります。

滑舌が悪くなる

歯と歯の間に隙間があったり、唇がうまく閉じられないような歯並びや噛み合わせは、発音する際に空気が漏れてしまうため、滑舌が悪化することがあります。特に「サ」「タ」「ラ」行などの歯擦音は、歯並びの影響を受けやすく、発音が不明瞭になりがちです。自分の言葉が正しく伝わらない状況は、ストレスにつながる可能性があります。

頭痛や肩こりの原因になる

頭痛 矯正

歯並びや噛み合わせの影響は歯やお口周りへの影響だけでなく、頭痛や肩こりなどの原因になるとも言われています。
不自然な噛み合わせによる顎の筋肉の緊張は、「側頭筋」と呼ばれる頭部の筋肉にも負荷をかけます。長期間にわたって緊張状態にあると、筋肉が硬くなり血行不良を引き起こし、頭痛を誘発してしまうのです。

 

顎の筋肉の緊張は首や肩へと影響を及ぼし、これらの部位も緊張し始めます。血行障害を引き起こすと、肩こりや首の痛みが生じる原因となります。

歯並びと噛み合わせを治すには?

上記で解説した通り、歯並びと噛み合わせが悪いと将来的にさまざまな問題を引き起こします。しかし、歯並びと噛み合わせは自力で治すことはできず、歯列矯正が必要です。ここでは、歯列矯正について紹介します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、歯にブラケットをつけ、ワイヤーをつなぐことにより歯を移動させる方法です。ブラケットの種類には、金属製のものから目立ちにくいセラミック製のものまで、さまざまです。また、ワイヤー矯正には「表側矯正」と「裏側矯正」があり、患者さんの幅広いニーズに対応できます。出っ歯や受け口、すきっ歯などあらゆる歯並びの乱れに適応します。

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを1日20時間以上装着し、1~2週間ごとに新しいものに取り替えることで歯を移動させる方法です。軽度から中等度の歯並びの乱れに適しています。自分で装置を取り外すことが可能で、矯正前と同じように食事や歯みがきができます。

外科矯正

顎の骨格に問題があり、歯列矯正だけでは改善が見込めない場合、外科手術を伴う矯正治療が必要になることも。外科手術は、上顎や下顎の骨を切って、上下や前後に移動させて顎の位置を調整します。その後、歯列矯正で歯の位置を細かく調整し、理想的な噛み合わせと歯並びを目指します。外科矯正は、顎の骨格そのものを変更することができるため、見た目や噛み合わせなど根本的な改善が期待できる治療方法です。

よく噛むことのメリット6つ

食べ物をよく噛むことを咀嚼(そしゃく)といいます。咀嚼は食べ物の味を十分に楽しみ、栄養を効率よく体に取り入れます。「噛むこと」は生きていくうえでとても大切な動作です。ここで重要となるのが、噛み合わせの良し悪しです。よい噛み合わせがあって初めて、食べ物を効率的に咀嚼することが可能になります。また、咀嚼は以下のようによい影響を与えます。

食べ物の消化・吸収によい

 

沢山噛むことで「アミラーゼ」と呼ばれる消化酵素を含む唾液の分泌が促されます。これは炭水化物を分解し、胃腸での消化吸収を促進する作用があります。

 

また、咀嚼によって食べ物が細かくなり、唾液と混ざることでより効率的に消化できる状態になります。

むし歯・歯周病予防

再石灰化

噛むことで唾液の分泌がよくなります。唾液はただ口を潤すだけでなく、免疫物質が含まれており、細菌を減少させる作用があります。また、口腔内を酸性から中性に保つ役割もあります。酸性の状態は虫歯の原因となる細菌が繁殖しやすくなりますが、唾液によって中和されることで虫歯の発生を防ぐことが可能です。

 

また、歯周病の主な原因はプラークです。唾液がこれを洗い流し、細菌の蓄積を防いで歯周病のリスクを下げます。

強いあごをつくる

固い物をよく噛んで食べるとあごの骨を強化し、顔の筋肉が発達します。それにより、強いあごをつくることができます。

 

強いあごは、バランスのとれた顔立ちや健康的な印象を与える要素となります。さらに噛む力が強化されることで、食事の楽しみが増し、食べ物からの栄養摂取も効率的になると考えられます。

がんや老化を予防する

唾液に含まれる「ペルオキシターゼ」というたんぱく質には、発がん性物質に対して発がん作用を抑える働きがあります。また、老化の原因の一つである活性酸素を抑制する効果もあります。よく噛むことは老化防止にもつながるのです。

脳を刺激、活性化する

「おいしい」「まずい」「固い」「軟らかい」「熱い」「冷たい」といった味覚や触覚の感じ方は、脳にさまざまな刺激を与えます。噛む動作により頭部の骨や筋肉が動き、血液の循環がよくなることで脳神経が刺激されるのです。

 

また、咀嚼による脳への刺激は、記憶力や集中力の向上、ストレス軽減にもよい影響を与えるとされています。

ストレス解消と肥満防止

食事をゆっくりと楽しむことは緊張をほぐし精神を安定させ、ストレス解消につながります。また、早食いをせず、よく噛むことで満腹感が得られ、食べ過ぎ防止の効果も期待できるでしょう。

まとめ

歯列矯正を行うことで、見た目だけではなく機能面の改善や向上につながることがお分かりいただけたでしょうか?
噛み合わせがあると食べ物をうまく噛めなかったという人も、歯列矯正することで噛み合わせを改善することができます。

 

上手に噛むことができるということは、それだけで食事がおいしく感じるようになり楽しくなります。噛み合わせの改善をすることで、筋肉の過緊張がなくなるので肩こりや頭痛の改善も期待できます。ただ、この場合は不正咬合による肩こりや頭痛の改善となり、全ての症状が改善するというわけではありません。

 

博多矯正歯科では無料カウンセリングを行っております。お口の状態や噛み合わせの状態などお話をさせていただきますので、ぜひお気軽にお越しください。

 

患者様の満足度調査を実施しております。

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