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投稿日:2025.2.1

裏側矯正の費用の相場

歯列矯正はブラケットと呼ばれる金属ボタンを歯の表面につけて、そこにワイヤーを通す方法がいちばんイメージしやすいと思います。そのほか目立つのが気になったり、着脱可能で管理しやすいという点でマウスピース矯正という方法があります。どちらにもメリットとデメリットがあり、症状によってもどちらを選択するかが決まってきます。ブラケットによる矯正は、目立つことから思春期のお子さんは簡単に治療に踏み切ることができないことがあります。しかし、その悩みを解決する方法として裏側矯正(舌側矯正)があります。呼び名の通り装置を裏側につけて目立たなくする方法で、相手に知られずに治療をすることができます。そこで今回は裏側矯正(舌側矯正)についてお話させていただきます。

①裏側矯正について

 

裏側矯正

冒頭でもお伝えしたように、裏側矯正(舌側矯正)は通常の矯正と同じブラケットやワイヤーを歯の裏側につけ力を加えて歯を移動させる方法になります。舌のある側に装置をつけることから舌側矯正またはリンガル矯正とも呼ばれています。
表側も裏側も治療の効果に差はみられず、通常の矯正治療と考えていただいて大丈夫です。
ただし、裏側矯正(舌側矯正)には表側の矯正に比べて費用が高くなってしまうデメリットがあります。

 

想像していただくとわかるように、毎日の歯磨きでも表側より裏側の方が磨きにくいと感じると思います。目で見て確認することも難しければ歯ブラシの角度もどう当てたらいいのかわからない方が多いのではないでしょうか。
歯列矯正の場合も同じで、手作業で行うブラケットの装着は表側より裏側の方がはるかに難しいため、高度な技術と多くの経験が必要になります。そのため裏側矯正(舌側矯正)は費用が上乗せされてしまうのです。
さらに、その多くの経験と高度な技術をもつ専門医はどこにでもいる訳ではありません。裏側矯正(舌側矯正)を考えているのであれば、まずはそこから調べておく必要があります。

 

では実際にどのくらいの金額がプラスで必要になってくるのかみていきたいと思います。

②裏側矯正(舌側矯正)の費用

当院の料金表

まず、一般的に行われることが多い表側にブラケットをつけて歯列矯正をする場合の費用は60万〜150万と金額に差があります。
ここで数十万もの差額がでてしまうのには理由があり、医院によって金額が違うのも事実です。基本的に歯列矯正は自費診療となり保険がききません。
特例として先天的に噛み合わせに異常があったり、永久歯の前歯が3本以上生えてこない場合は保険適用になるなど定められていますが、一般的に歯並びを整えたり正しい噛み合わせにするための治療は全て自費になります。
そのため、金額に規定がないので矯正専門医が自由に金額が設定できるという点が差額をうんでいる理由のひとつとなります。
そのほか治療前の症状は人によって違い、動かし方やかける力など方法も変わってきます。重度であればそれだけ時間がかかり通う回数も増えてきますのでその分費用は上がってしまいます。
最近では材料の高騰によって医院も増額を余儀なくされることも多くなっています。

 

これらを踏まえたうえで裏側矯正は80万〜170万が相場となり、表側矯正に比べておおよそ20万〜40万ほど高くなる傾向にあります。自由診療なので医院によって差がありますが、ほとんどの医院で金額に差があるでしょう。
歯列矯正は歯並びによって見た目の改善をすることはもちろん、上下での噛み合わせを正しく整える目的があります。ですが、部分矯正といって奥歯の噛み合わせを重要視せずに見た目の改善を目的とした治療もあります。
部分矯正は前歯の1本〜8本くらいまでにブラケットを装着して歯の移動を行うため治療期間も全体矯正より短くて済むうえ、治療費も30万〜100万と全体矯正に比べて安く行うことができます。
噛み合わせを重要視する全体矯正とは違い、患者さん本人が納得できる仕上がりになればそこで治療を終了させることができるので結婚式などに向けて1本だけ治したいといった患者さんが行うこともあります。

 

もちろん部分矯正の場合も裏側矯正(舌側矯正)を行うことが可能です。ただし最初にも触れたように全ての医院で裏側矯正を行っている訳ではありません。目立つことを避けたいという思いがあるのであれば裏側矯正(舌側矯正)ができる専門医を探す必要があります。

③裏側矯正(舌側矯正)ができない症例

◯噛み合わせが深い

過蓋咬合 矯正

専門的には過蓋咬合といい、噛み合わせが普通よりも深く噛んでいて下の前歯が上の前歯で隠れてしまうほどの重度な場合もあります。
過蓋咬合の場合は下顎は表側矯正のほうがいいと言われており(唇側にあおる為)ハーフリンガルか表側矯正がおすすめです。

どうしても何らかの事情で裏側矯正が良い場合は、治療不可能ではございませんので、担当医にご相談ください。

◯重度の歯列不正(口蓋側転位)

叢生

例えば、どこかの歯が内側に大きく転位している場合は、唇側に引っ張らないといけないので、表側に装置が必要になる場合がございます。
その場合は、最初から表側矯正にするか、一部分だけ表側装置を着けてその他は裏側矯正にするという方法もあります。
しかし、部分的に装置を変更する場合は、当院では無料ですが、医院によっては追加料金が発生することもありますので事前に確認が必要です。

④メリット・デメリット

裏側矯正(舌側矯正)の最大のメリットは目立たないという点です。目立たない以上に周りから気づかれずに治療を終えることも可能です。そのほか、裏側に装置をつけることで唾液によって常に湿潤状態に装置をおくことができ虫歯になりにくいところもメリットです。また、装置による口内炎の悩みも表側に比べて少ないといえます。引っ張られる痛み意外に粘膜が傷つくことで感じる痛みも、歯列矯正を行ううえでの悩みのひとつとなるのです。

 

反対にデメリットでいえば治療中は滑舌が悪くなる場合があります。今まで舌が収まっていたスペースにブラケット装置が置かれて窮屈になるので無理もありません。最初は慣れずにしゃべりづらく感じるかもしれませんが次第に慣れてきます。もう一点は歯磨きがしづらくなります。虫歯になりにくいとはいうものの、歯ブラシを当てなければ汚れは溜まって歯肉炎を起こしてしまいます。表側矯正も同様ですが、歯列矯正中はいつも以上に念入りなケアが必要となります。

 

どんな治療を選択しても利点欠点があります。ご自身の歯列矯正に対するイメージから、どこが自分にとってネックになっているか考えて選択していただければデメリットにも上手く対応できると思います。

まとめ

歯列矯正を始める際、費用の問題は悩みの種になる方が多くいます。今回の裏側矯正(舌側矯正)の費用を聞いてさまざまな捉え方があると思います。歯列矯正は決して恥ずかしいことではありませんが、周りに知られたくない患者さんにはベストな方法です。意を決して治療に望んでも、道のりが辛いものになってしまっては苦痛でしかありません。前向きに希望をもって進められる治療を選択して乗り切っていただきたいと思います。

博多矯正歯科ってどんなところ?

博多矯正歯科KITTE博多院

★博多駅直結!KITTE博多8階★
・裏側矯正専門医 グループ院累計症例数2万件
・カウンセリング数 年間4000件

 

日本成人矯正歯科学会認定医在籍!
平日20:30まで診療しておりますので、お仕事や学校帰りに通院する事も可能です。
また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。

 

矯正歯科選びに迷われている方はぜひ博多矯正歯科KITTE博多院へお越しください!

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