投稿日:2025.2.26
自分の歯並びは歯列矯正が必要なレベル?それとも不要?判断基準について解説
ご自分やお子様の歯並びが気になっていても、矯正が必要かどうかの判断が難しい……。
と悩んでいる方もいると思います。
矯正治療はメリットの多い治療ですが、すべての方が必要なわけではありません。
歯並びや噛み合わせのバランスが整っている場合には、矯正治療が必要ないケースもあります。
そこで今回は、歯列矯正が必要か判断基準や歯列矯正のメリットについて詳しくご紹介します。
矯正が必要か検討する時の5つのポイント
矯正治療が必要な方にはいくつかポイントがありますので、ご紹介します。
食事をする時に噛みにくい
噛み合わせのバランスは、すべての歯が均等に当たっていることで保たれています。
歯並びが悪い場合には、一部の歯に強く当たっている、逆に当たっていない部分が出ると、食事の時の噛みにくさにつながります。
前歯が噛み合っていない歯並びの場合には、麺類が噛み切りにくいと感じることが多くなります。
また、奥歯で噛みにくい場合には、噛み応えのある食べ物が食べにくくなってしまうため、食事の栄養バランスに影響が出ることもあります。
噛み合わせのバランスは自然に良くなることはほとんどないため、改善するには、矯正治療が必要になります。
歯磨きがしにくい部分がある
歯と歯が重なりあっている歯並びの場合には、その部分に汚れがつきやすくなります。
また、歯ブラシも当たりにくいため、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
むし歯や歯周病を繰り返している
毎日歯磨きをしているのに、むし歯になったことはありませんか?
歯並びが悪い部分はむし歯になりやすく、一度治療をしても繰り返しむし歯や歯周病のなりやすい傾向があります。
二次むし歯になってしまうと、さらに歯を削る量が増えて、歯の定命を縮めてしまうこともあります。
お口の環境を整えるためにも、歯並びの改善が必要です。
滑舌が悪いと感じる
歯並びが凸凹していると、舌の稼働域に影響が出る場合があります。
また、前歯が噛み合わない「出っ歯」「受け口」「開咬」の歯並びは、空気は漏れやすく、サ行やタ行をはっきり言いにくい傾向があります。
口周りの筋肉が緊張しやすい
食事をした時などの口周りの筋肉が緊張していると感じる場合には、噛み合わせのバランスが崩れている可能性があります。
また、筋肉はつながっているため、首こりや肩こりの原因になっていることもあります。
矯正が不要な方の4つの特徴
歯並びを整えることで、多くのメリットがありますが、必ずしも矯正治療が必要というわけではありません。
それでは、矯正治療が不要な方の4つの特徴についてご紹介します。
特徴1 噛み合わせのバランスが整っている
上下の噛み合わせのバランスが合っていて、噛んだ時に負担がない場合には、矯正治療の必要がない可能性があります。
正しい噛み合わせのセルフチェック方法
- ・正中がきちんと合っている(前歯の中心のラインのことを正中といいます。)
- ・噛み合わせた時に上下の前歯の隙間が5ミリ以下になっている
- ・噛み合わせた時に下の歯より、上の歯が外側になっている
- ・歯列に沿ってきれいなU型のアーチ状に歯が生えている
セルフチェックをして気になる部分がある場合には、一度歯医者で相談してみましょう。
特徴2 歯並びの見た目が気にならない
歯列の中に歯が揃っていて、噛み合わせが合っており、審美的な見た目が気にならない場合には、矯正治療が不要な場合が多いでしょう。
特徴3 左右対称になっている
噛み合わせのバランスが合うためには、左右対称になっていることが大切です。
また、審美的にも顔のバランス、口元のバランスは左右対称になっている状態が美しいとされており、見た目にも関係してきます。
特徴4 セルフケアが行き届いている
毎日のセルフケアを十分に行うことが、むし歯や歯周病予防にもつながります。
ただし、歯並びが悪い部分は汚れが残りやすく、むし歯や歯周病になりやすい傾向があります。
お口の中の環境を確認して、上記の特徴とセルフチェックも行き届いているようであれば、矯正治療が不要なケースが多いでしょう。
セルフケアが行き届いているかに関しては、定期的に検診をすることが大切です。
早期発見・早期治療にもつながりますし、クリーニングをして汚れがついている部分の磨き方なども確認ができます。
矯正治療で得られる4つのメリット
矯正治療をすると、多くのメリットが得られるため、ご紹介します。
歯の寿命が延びやすい
噛み合わせのバランスが整うと、顎や歯に対する負担を軽減します。
また、整った歯並びはセルフケアをしやすいため、むし歯や歯周病のリスクも軽減します。
矯正治療で毎月調整に通う時に、汚れがついている部分の磨き方なども確認できるため、正しい歯磨き習慣も身につきます。
お口の中に関心を持つことにもつながりますし、正しいセルフケア習慣も身に着きやすいため、歯の寿命が延びやすいといえます。
顎の関節の負担を軽減する
噛み合わせのバランスが崩れていると、顎の関節に負担がかかりやすくなります。
初期の症状は、噛んだ時に顎から音がするなどの症状ですが、悪化してくると口が開きにくい、食事をする時に顎に痛みが出るなどの症状を引き起こすことがあります。
正しい噛み合わせのバランスは、顎の関節の負担を軽減します。
口元に自信が持てる
口元は、顔の中のパーツで印象を大きく左右するといわれています。
歯並びのコンプレックスを抱えていると、話す時に口元を覆ってしまう場合もありますが、
歯並びが整っていると、口元がすっきりして自信にもつながりやすくなります。
お子様の場合、抜歯矯正の可能性が低くなる
お子様の歯列矯正の場合には、顎の成長バランスも整えながら、永久歯が正しい位置に生えてくるように促す治療が可能です。
大人の場合には顎の成長が終わっているため、この方法が適用にならないのですが、お子様の場合には、顎のバランスを整えることが可能です。
そのため、永久歯が生えそろった段階で抜歯が必要な矯正をする可能性が低くなります。
矯正方法の種類
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、ブラケットとワイヤーを使って歯並びを整える固定式の矯正方法です。
表側矯正
表側矯正は、歯の表面にブラケットをつけてワイヤーを通し、適切な矯正力をかけて歯並びを整える方法です。
従来の表側矯正は、金属の装置を使うことが多く、矯正中の審美的な見た目が気になってしまうことがありましたが、白や透明の審美ブラケットや審美ワイヤーを選択できるようになり、矯正中の装置の見た目が気になっている方の負担を軽減できます。
裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に装置をつける矯正方法のため、周囲の方に矯正装置がついていることが分かりにくい方法です。
矯正装置の見た目が気になっている方におすすめの方法です。
歯の裏側に装置をつけるため、高い技術力と経験が必要な矯正方法ですが、当院では数多くの裏側矯正を行っているため、お気軽にご相談ください。
マウスピース型矯正
お口にぴったり合ったマウスピースを作製して、少しずつ形の違うマウスピースに交換することで歯並びを整える方法です。
透明で薄いマウスピースを使用するため、矯正中の装置が目立ちにくい方法です。
また、取り外しができるため、食事や歯磨きを今まで通り行うことができますが、1日20~22時間の装着が必要なため、自己管理が必要になります。
【まとめ】
矯正が必要かどうかのセルフチェックをしてみて、判断に迷う場合には、まずはカウンセリングにご相談ください。
お口の状態を確認させていただき、矯正治療が必要かどうかを判断させていただきます。
当院は、裏側矯正(舌側矯正)、表側矯正、マウスピース型矯正を行っているため、患者様のお口の状態とご希望に応じて、矯正治療のご提案をさせていただきます。
博多矯正歯科ってどんなところ?
★博多駅直結!KITTE博多8階★
・裏側矯正専門医 グループ院累計症例数2万件
・カウンセリング数 年間4000件
日本成人矯正歯科学会認定医在籍!
平日20:30まで診療しておりますので、お仕事や学校帰りに通院する事も可能です。
また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。
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