投稿日:2025.6.16
歯並びがすきっ歯になってしまう原因とは?~放置するリスク~
歯と歯の間に隙間が目立つすきっ歯の歯並びが気になっている方は多いのではないでしょうか?
すきっ歯がイヤで思いっきり笑えなかったり、手で口元を隠してしまうこともあるでしょう。
今回は、なぜすきっ歯になってしまうのか?すきっ歯になる原因や放置させておくリスクなどについて詳しくご説明していきます。
すきっ歯に悩んできた方は、ぜひ最後までお読み頂き解決に向けて参考にして頂ければと思います。
目次
<すきっ歯とはどんな状態の歯並びのこと?>
「すきっ歯」とは、歯と歯の間に隙間がある状態のことを言います。
専門用語では「空隙歯列(くうげきしれつ)」「歯間離開(しかんりかい)」などと表現します。
特に上の歯の真ん中がすきっ歯状態になっている方がいますが、このような状態の歯並びを「正中離開(せいちゅうりかい)」と言います。
歯と歯が離れて空いていることを一般的な呼び方として「すきっ歯」と言っています。
<すきっ歯になるとどんなリスクがあるの?>
すきっ歯は見た目の問題だけでなく、歯の健康にもリスクを与えることがあります。
ここではすきっ歯をそのまま放置することで起こり得る7つのリスクについてお話していきます。
【1.コンプレックス】
やはり一番は外見的な魅力が下がってしまうことを気にしている方が多いようです。
全体的にすきっ歯であったり、正中離開が起きていても気にしていない方もいます。
ですが、多くの方がスカスカした歯並びにコンプレックスを感じていて、友達と写真を撮ることに抵抗があったり、歯を見せて笑うことができないなど精神的な面でも影響が出ていることもあります。
すきっ歯をキレイな歯並びに改善できれば、これまで感じていたコンプレックスもなくなり手で口元を隠すことなく思いっきり笑うことができるようになります。
SNS投稿が流行っている現代で友達との交流は必要不可欠ですが、写真を撮ることにも抵抗がなくなり楽しい学生生活の一歩にもなるはずです。
【2.発音の問題が起きる】
歯並びがキレイに整うことで私たちの発音は正しく発することができています。
すきっ歯の状態では、空気が隙間から漏れてしまうので正しい発音ができません。
特に「サ行」や「タ行」などの発音が難しく正しく聞こえないことがあり滑舌の悪さが目立ってしまうことにつながります。
すきっ歯の改善ができれば、これまで発音しにくかった言葉も明瞭化し、相手側にとっても聞こえにくかった発音がはっきりと聞こえるようになっているでしょう。
【3.コミュニケーションに影響が出る】
先ほど、すきっ歯は発音に影響を与えることがあることを説明しましたが、発音に問題があると人にからかわれたり、人と話すことに対して消極的になってしまうことがあるでしょう。
歯並びが原因でコミュニケーションにコンプレックスを感じている方も少なくはないのです。
正しい発音は正しい歯並びと大きく関係があります。
すきっ歯を改善させることで発音は変わりますので、人とのコミュニケーションの壁もなくなり堂々と人前で振る舞うこともできるようになるでしょう。
【4.お仕事に支障が出る】
歌をお仕事にしている方や声優、ニュースキャスターなど発声、発音がとても大事になっている職種に就く場合すきっ歯であることはかなりのリスクになるでしょう。
発音やコミュニケーションの問題については先にお話をしましたが、声を使ったお仕事に就く場合、歯並びは滑舌に大きな影響を与えるので早期に改善させることがおすすめです。
整ったキレイな歯並びは滑舌もよくなりはっきりと正しい発音が聞こえます。
将来、自分の声を使ったお仕事に就きたいと考えている方は矯正治療を検討してみるのが効果的な解決につながります。
【5.歯並びが崩れる】
歯並びがすきっ歯状態であると、隣同士の歯が接触していないので歯が倒れてきてしまいます。
歯が倒れてくると上下の歯の噛み合わせが変わってしまうので、顎関節(がっかんせつ)に負担がかかり痛めてしまう原因になります。
口を開けたり閉じたりする動きがスムーズにいかなくなってしまったり、あごに痛みが出てくることもあります。
体はつながっているので一部の状態が悪化すると他にも影響が及んでしまいます。
歯並びの改善は歯だけでなく他の器官を健康に保つことにもつながっているのです。
【6.食材が噛みにくい】
すきっ歯の状態であると食材が歯と歯の間に挟まったり、物を噛み切ったりすり潰すという作業がやりにくくなります。
食材をしっかりとすり潰すことができずに飲み込んでしまうと、腸や胃などの消化器官に負担をかけてしまうことになり、胃痛や消化不良の原因になることのあり、体の不調につながります。
歯並びが正しく整えば、これまで歯に食材が挟まることで感じていた煩わしさもなくなりストレスの改善にもなり、消化器官へかかる負荷もなくなってきます。
【7.むし歯になるリスクが高い】
歯と歯の隙間が大きなすきっ歯であれば食材が挟まることも少ないのですが、ちょうど物が挟まる程度の隙間度合いであると、歯磨きの難易度も上がってきます。
食事や間食の度に歯の物が挟まるので、念入りな歯磨きとフロスや歯間ブラシなどのアイテムも必要になります。
ホームケアもしっかりとできればいいのですが、いろんなアイテムを使いケア時間も確保できないでいるとむし歯になるリスクが上がります。
他にも歯ぐきに炎症が起きてしまったりもします。
正しい歯並びに改善することで歯磨きもしやすくなるので、むし歯や歯肉炎などの予防にもなります。
<どうしてすきっ歯になってしまうの?>
すきっ歯になってしまう原因には複数の理由があり、個人によってもバラバラです。
先天的な物が原因である場合は矯正治療をして改善が必要ですが、生活習慣が理由になっているケースでは日頃からの意識改善が大切になります。
【あごの骨のサイズが大きい】
あごの骨が大きく成長しすぎてしまうことがあります。
歯はあごの骨の中に埋まっているので、あごの骨が大きく成長してしまうと歯と歯の間にスペースができてしまいます。
【歯が小さい】
あごの骨が大きく成長し過ぎてしまうケースを先にご説明しましたが、骨が成長な大きさであっても歯が一般的な大きさよりも小さい場合はすきっ歯になってしまいます。
【歯の本数が少ない】
大人の歯は上下で28本あります。親知らずが生えている方では32本になりますが、先天性欠如(せんてんせいけつじょ)と言って、歯の本数が正常な本数よりも少ないことがあります。
歯が少ない分スペースが余ってしまいすきっ歯になっていることがあります。
【上唇小帯の位置異常】
上の歯の真ん中に小帯と呼ばれる縦長の筋が付着しています。
この上唇小帯と呼ばれる筋が、真ん中の歯の間まで伸びてきていることがあり、すきっ歯をつくっていることがあります。
このようなケースでは矯正治療ではなく、上唇小帯の切除手術が必要になるため外科的な対応になります。
【悪習癖がある】
舌で前歯を押すクセや指しゃぶり、爪を噛むなど歯並びを乱す良くないクセを持っていると日頃からの影響で歯並びが崩れてしまいすきっ歯になります。
矯正治療をしてもクセ自体を直さないと再び歯並びが崩れてしまいます。
【歯ぎしりをしている】
ギシギシと横に揺らすものやぎゅっと噛み締める歯ぎしりなどがありますが、このような歯ぎしりと日頃からしていると歯が揺れ始め歯と歯の間に隙間ができる原因を作り出します。
ナイトガードなどのマウスピースで歯にかかる負担を軽減しつつ、矯正治療が必要なケースでは対応していきます。
<まとめ>
今回はすきっ歯になる原因やすきっ歯でいることのリスクを中心にお話をしました。
全てのケースで矯正治療が必要になるのではなく状態に合わせた治療で対処することが大事で、ケースによっては矯正治療と合わせた対応が効果的な改善になります。
すきっ歯でコンプレックスを感じて来た方も健康のことを考えている方もカウンセリングで原因を調べることができますので、お気軽にご相談下さい。
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