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投稿日:2025.5.31

抜歯と人中の関係~抜歯矯正で人中が長くなる!?~

みなさん、こんにちは。
歯並びは顔の印象に大きく関わりますが、笑った顔や口元の印象だけでなく、鼻の下の「人中」にも影響を与えることをご存知ですか?
人中の長さによっても顔は変わり、長いと老け顔に見えやすく、短いと若々しい印象になりやすいです。
そのため人中が短く見えるメイクや美容医療などもあり、人中で顔の雰囲気を変えることができます。
歯並びが人中にどう影響するのか、詳しく説明していきます。

 

人中の長さに悩みがある方はや若返りたい方は、是非参考にしてください。

理想的な人中

人中

人中は鼻の下から上唇までの縦の溝のことを指し、人中が長いと顔が間延びして見えたり、老けた印象を与えたりすると言われています。
逆に短いと顔に立体感が出て若々しく見える傾向にあります。

 

日本人の平均的な人中の長さは1.5㎝程度とされており、一般的に理想的な長さが1.5㎝(約人差し指1本分)とされています。
2㎝以上あると長いとみなされることが多いです。

 

人中と顎の長さの比率が1:2(鼻の下~唇:唇~顎)になるのが黄金比とされ、バランスの取れた美しい顔つきの基準として捉えられています。
しかし人中が短いと必ず美人顔になるとも限らず、人中の長さはあくまでも基準なので、顔全体のバランスが最も重要です。

歯並びと人中の関係

口ゴボ

歯並びや骨格に問題があると、人中が長く見えることがあります。
特に出っ歯や顎の突出がひどい場合、舌の位置に問題がある場合は口を閉じにくいことが影響して、人中が伸びてしまうことがあります。

□出っ歯

前歯が前方に突出しているため口が半開きになりやすいですが、口を無理に閉じようとすると唇が引っ張られて人中が伸びる可能性がります。

□顎の突出

顎が突出していると口元が前に出てしまい、口が閉じにくくなります。
口を無理に閉じようとすると唇が引っ張られ、人中が長く見えやすいです。

□舌の位置

舌の位置が上顎の歯の裏側ではなく下顎の歯の裏側に下がっている「低位舌」になっていると、口が常に開いた状態になりやすいため、人中が長く見える可能性があります。
舌は上顎につけることを気つけましょう。

 

また、口呼吸も人中の長さに関係があるかもしれません。
口呼吸は歯並びに悪影響を及ぼし、顔の筋肉や骨格の成長にも影響を与えるので、結果として人中が伸びて見えることがあります。

 

特に成長期に口呼吸が習慣化している場合、口が常に開いた状態で舌も本来の位置から下がってしまうので、口周りの筋肉が衰えて歯を正しい位置に保つ力が弱まります。
口周りの筋肉バランスが崩れることで、出っ歯や受け口などの不正咬合になりやすくなってしまうのです。
さらにアデノイド顔貌と呼ばれる面長な骨格になりやすく、見た目のコンプレックスに繋がりやすいので、鼻呼吸を心掛けましょう。
歯並びの関係で口が閉じにくく口呼吸になってしまう方は、歯並びを整えて鼻呼吸できる環境にすることが重要です。

歯列矯正をすると人中が長くなる?

Eライン

歯列矯正は歯を動かす治療であり、皮膚の人中自体を伸縮できるわけではないので、直接的に変化することはありません。
しかし、口元が下がることで今まで前に伸びていた皮膚が内側に巻き込まれるようになるため、唇のボリュームが収まり薄くなったように感じることがあります。
そのため人中が長いように見えたり、人中に変化を感じる方もいるようです。

 

歯列矯正によって人中の見え方に関係する変化は以下の通りです。

1)口元の形状変化

歯並びが改善されると唇にかかる圧力が変わるため、唇の膨らみや形、口角の上がり方に変化が生じます。
口元が立体的になることで、人中の印象も変化することがあります。

2)筋肉のバランスが変化

歯列矯正により噛み合わせや咀嚼の筋肉のバランスが変化し、無意識の表情や筋肉の張りが変わることがあります。
この変化が人中周囲の皮膚の張りを変化させ、人中の見え方を変える可能性があります。

3)出っ歯の改善

出っ歯の矯正では前歯が後方に引っ込むことで、口元の突出感が改善されます。
そのため口が自然と閉じやすくなり、唇に負担がかからなくなるので、人中が短く見えるという方もいます。

 

全ての方に変化を感じられるわけではないですが、顔全体のバランスを考慮した治療計画を立てることで、より満足度の高い結果が得られる可能性が高まります。

抜歯すると人中が伸びる?

抜歯 矯正

歯列矯正をする際に抜歯をする方法がありますが、抜歯をする理由は歯を並べるスペースを確保するためです。
歯並びが悪くなる原因は、顎の大きさと歯列が合わない事や、口呼吸やおしゃぶりなど歯並びに影響する悪習癖、遺伝などがあります。

 

その中で多いのは歯が綺麗に生え揃うほど顎が大きくないために、歯が正常な位置に生えず、重なったりガタガタになってしまうことです。
このような場合、スペースを作らないと歯が綺麗に並ばないことや口元の突出感が改善できないので、前から4番目か5番目の歯を抜いてスペースを作ります。
そのため抜歯矯正は口元を大きく変化させるための方法になりますが、歯を抜いた隙間を埋めるために口元が引っ込むので、返って人中が目立って見えるようになる可能性もあります。
ただし、抜歯矯正で人中が伸びるかどうかは個人の顎の骨格や、歯の動きによって異なります。

 

人中の変化を最小限に抑えるためには、以下のことに気をつけましょう。

1)医師と良く相談する

矯正治療の計画を立てる前に、歯科医師と人中の影響について相談し、治療計画を相談することが重要です。
人中の変化が気になる方は、矯正後の口元の変化について詳しく確認しておきましょう。

2)抜歯の有無を検討する

抜歯をせずに矯正できる場合は、非抜歯矯正の方が人中への影響を最小限の抑えることができます。

3)矯正治療の進み具合を把握する

抜歯で確保したスペースを前歯を後退させて埋める際に、後退させすぎると口元にハリがなくなるので、治療が行き過ぎないように歯と人中の変化を観察しておくことも大事です。
不安な場合は、矯正前に歯科医師と相談し、治療後のイメージを伝えておくことが大切でしょう。

まとめ

人中は意外と顔の印象を左右する要素であり、長いと老けて見え、短いと幼く見えやすいです。
人中の長さは歯並びに影響している場合もありますが、根本的に歯列矯正で人中の長さが変わることはないです。

 

歯並びが整うことで唇の厚みや形の変化や口元の突出感の改善など立体的な変化がある中で、人中が伸びたり縮んで見える目の錯覚が起こります。
歯列矯正で歯並びがきれいになると人中短縮になることもありますが、抜歯矯正をした際には人中が伸びてしまう可能性があります。
抜歯をすることで歯だけではなく骨格ごと内側に入るので、人中が伸びたように見えてしまうことがあるようです。
抜歯矯正では口元が引っ込み、出っ歯や口ゴボの改善、E ラインが整うことに繋がるので悪いことではないですが、人中の影響が気になる場合は最初に歯科医師に相談するようにしましょう。
症例によっては抜歯をしないと歯並びが綺麗に整わないケースもありますが、非矯正でも治療できる症例も多くあります。

 

しかし無理に非抜歯で歯並びを整えた場合、歯列が大きくなり口元が前に出てしまうので口ゴボになりやすく、Eラインも崩れ、人中も目立つ原因になります。
このようなリスクもあるので、治療前にしっかりカウンセリングを行い、より良い方法を提案させていただきます。
歯並びのお悩みがあれば、いつでもお問合せください。

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