投稿日:2023.9.16
大人のひどい受け口を治す方法はある?
こんにちは!福岡市博多区にある博多矯正歯科です。
本日は「大人のひどい受け口を治す方法について」お話しさせていただきたいと思います!
受け口とは?
まず受け口がどのようなものなのか、ご説明します。受け口とは、下の歯が上の歯よりも前に出ている歯並びのことです。「反対咬合」や「下顎前突」とも呼ばれる事があります。顔を横から見た時に、顎がしゃくれたように見えるのも特徴です。
原因
ではこの「受け口」はどうしてなってしまうのでしょうか?原因は様々です。
遺伝
まずは、遺伝的な物です。親が受け口なので、100%子供も受け口になるわけではないですが、遺伝する可能性があると言われています。
後天性
遺伝的な物以外では、前歯の生え変わりの時期にはえる方向が良くなかったり、骨格的な問題は無いが、口呼吸やべろの癖、ゆびしゃぶりの癖などがあげられます。これらの悪習癖があるからと言って、必ず受け口になるわけではありませんが、原因の1つになりえます。
改善方法
矯正治療+外科処置
改善方法ですが、手術が必要な場合とそうでない場合があります。骨格的な反対咬合の場合は、ワイヤーによる矯正治療だけでは、改善は難しい為、手術も併用して行います。
外科矯正のメリットとしては、骨ごと根本的に動かしていくので、歯への負担は少なく噛み合わせの改善ができる、矯正治療が保険適用で出来る場合があるので費用が少し抑えられる、等があげられます。
デメリットとしては、全身麻酔の手術となる為、入院が必要になる。その為、仕事に復帰するまで少し時間がかかる。神経を傷つけてしまった場合、唇や顎先に麻痺が残る可能性がある、ということです。
デメリットはありますが、骨を動かすので横顔の仕上がりはかなり綺麗になります。
矯正治療のみ
外科手術以外での治療法ですが、大人の矯正治療では、ワイヤー矯正とマウスピース矯正が主に用いられます。大人になると、顎の成長が止まる為、子供のように成長を利用して歯を並べるスペースを作ることが難しくので抜歯が必要になるケースもあります。外科手術が必須ではない場合もあるので、一度検査でレントゲンやCTを撮って調べてもらうと良いと思います!
ちなみに、子供の受け口の治療法はマウスピースだったり、上顎を広げる器具を上顎につけたりします。
マウスピースタイプの装置は、寝る間だけの使用で良かったりもするので、学校につけていくこともないですし、歯磨きをせずマウスピースをして虫歯のリスクが高くなることも少ないです。
また、痛みが少ないというメリットがあります。取り外しが難しい子供には、上顎に直接取り付ける物もありますが、装置に凹凸がたくさんあるのでその分歯磨きが大事になってきます。
受け口を治すのは、時間もたくさんかかりますがその分、治った時の横顔はとても綺麗になると思います!まずは、検査をしてどのような治療法があるのかご相談ください!