「前歯を一本だけ矯正することはできるのか」

 

結論から申し上げますと・・・

歯の位置や口腔内の並びによっては可能です。

しかし、患者様の歯の状態によってはできない場合もございますので、メリットデメリットも含めてご紹介したいと思います。

 

まず、前歯が一本だけ出るような歯並びの原因には遺伝や癖などがあげられます。歯並びが悪くなる原因はさまざまですが、主な原因には、生まれつき歯や顎の大きさ、形などが原因となることや小さい頃から歯並びに悪い影響を及ぼす癖(例としては、3歳を過ぎても続く指しゃぶりなど)などがある場合が原因となることが多いようです。

 

子どもの歯並びに影響する指しゃぶりは、3歳までに指しゃぶりをやめることができれば、歯並びへの悪影響が少ないとされています。

逆に、3歳以降も指しゃぶりを続けていると上の前歯が傾斜し出っ歯や咬み合わせが崩れる可能性が出てくる場合がございます。

環境の変化によってもなかなか指しゃぶりをやめることができない場合もあるようですので、様子を見ながら長引く様であれば、家族や歯医者さんの協力のもと指しゃぶりの卒業を意識していきましょう。

 

部分矯正治療について

前歯一本だけを矯正したい場合は、部分矯正または全体矯正によって歯を整えることができます。

(※骨格的な問題がなく、矯正治療が出来る場合)

部分矯正では、簡単な捻じれや軽い凹凸などの軽度な状態のみ部分矯正を当院では行っており、全体矯正と比べても治療期間や治療費などを抑えることができる点ではメリットといえるでしょう。

デメリットとしては、部分矯正ではかみ合わせの調整まではすることができない為、後戻りの可能性が非常に高くなります。また、動かすことが可能な歯が前歯4本と限られる為八重歯等の叢生(がたつき)が多い場合、部分矯正で動かすことが難しいこともデメリットの一つといえるでしょう。

 

部分矯正が難しい場合

・八重歯だけが突出している場合

・前歯が深く重なり合っている場合

・凹凸が大きく、スペースが足りない場合

・骨格的な問題がある場合         などがあげられます。

 

また部分矯正の条件として噛み合わせがある程度正常でなければできません。

奥歯のほうも叢生があり、うまく噛めていない状態では部分矯正はできない場合が多いです。

奥歯のほうは見えないからきれいにしなくても大丈夫!という人が多いですが、かみ合わせは矯正治療をするにあたってとても重要なポイントです。

自分は気にしていなくても歯を並べるにあたって様々な要因で関わってきますので、無視するわけにはいかないのです。

 

矯正装置について

①リンガル(裏側矯正)②ラビアル(表側矯正)③マウスピース矯正

当院では、上記の矯正装置をご案内させて頂いております。この中から、精密検査の結果をもとにドクターと患者様がお話をさせて頂きながら一緒に決めさせていただいております。

※部分矯正は裏側矯正のみとなります。

 

装置を着ける範囲はどうなるのか

精密検査の結果によりますが、前歯一本の重なり程度の矯正であれば部分矯正で行える場合が多いです。

部分矯正の場合は、上顎または下顎の前歯 計6本 もしくは上下前歯6本ずつ 合計12本 の範囲で部分矯正を行います。

全体的な咬み合わせが悪い場合や、矯正したい歯の位置が奥歯などの場合は特に部分矯正では難しいことが多く、その場合には上下顎 合計24本 の範囲で行う全体矯正治療を行います。

 

【まとめ】

前歯一本だけを矯正することは精密検査の結果によっては可能です。

しかし部分矯正で矯正を行った場合、かみ合わせの調整までは行うことができないため後戻りの可能性が高くなります。

もしも後戻りが気になる場合は全体矯正でかみ合わせの調整をしっかりと行うことで後戻りの可能性を下げることができます。

矯正装置も、ご要望をお伺いし患者様にあった矯正装置をドクターと一緒に考えていきます。歯のことでお悩みの際は、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しくださいませ。